習慣化コンサルタントの古川です。
いよいよ、
9月ー10月ぐらいに
仕事の高密度化の本を出版します。
今回は、執筆期間が本当に長かったです。
というより、今もまだ編集中なのですが。。(笑)
50の高密度化(生産性向上)の方法を解説している
実践的な本になっていると思います。
さて、
50の実践のポイントはあれど、
絶対原則は、ここに集約されると考えます。
「制限して初めて高密度化が始まる」
この部分を
仮原稿から引用して抜き出したいと思います。
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高密度化とは、単位時間当たりの生産性が高まることです。
この生産性が高まるのは、時間に制限を設けた時のみです。
退社時間をコミットした瞬間に、
根底から仕事の無駄をそぎ落とす強制力が働きます。
1つの仕事への制限時間が決まっていると、
あれもこれも欲張ることはできません。
本質に迫るアウトプットを定義し、
最小限のプロセスでやり遂げる道筋が見えてきます。
存分に時間があるときには働かない魔法です。
どんどん、最善とは何かを考え続けると仕事のエッセンスが明確になり、
贅肉が削ぎ落とされて筋肉質な仕事時間が生み出されます。
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無駄を削ぎ落とす強制力は、
制限がかかって密度を高めざるを得ない状態になったときに
働きます。
この強制力がなければ、
本質に迫ることが何かを見極める覚悟が
生まれてこない。
昔いた会社である部門の業務が非効率だと言って
社長が8割人員カットをしたことがあります。
誤解なく言うと、
2割カットではなく、8割カットです。
むちゃくちゃな改革だと思いましたが、
その理由がこの本質に似ています。
8割カットしたら、
やり方を変えざるを得ない。
2割カットなら残業して8割の人がカバーしてしまうから
本質的な改革にならない。
というのです。
結果的に、この社長の改革は
批判も多かったものの、経営改革は非常にうまくいきました。
現場にいたら堪ったものじゃあありませんね。
でも、結果なんとかやりくりするものです。
そして、見事に本質に迫る部分だけを自分でやり
その他はアウトソーシングしたりして、
業務改革をしたのです。
「本質は、制限をして初めて高密度化が始まる」
しかし、私たちの心理はそれをあまりやりたがらないものです。
そこまでして、なぜ高密度化をする必要があるのか?
それは、仕事力を高めるという飽くなき追求であり、
自分を仕事人として高めるプロセスだという成長欲求に
繋げなければ、到底モチベーションは続かないと思います。
しかし、その骨太の理由ができれば、
このプロセスはまるで、マラソンをしている人が
自分のタイムを縮めるために一生懸命練習して
ある種の達成感と自己イメージ向上を味わうようなもので、
気持ちのいいものです。
さあ、もう2ヶ月ぐらい、
原稿ブラッシュアップしていきます。