習慣化コンサルタントの古川です。
続けることが持つ、
人生に与える影響とは、
非常に多面的、多次元的であり、
簡単に
「続けることが大切」という浅い言葉では
表現できないものです。
そこで、偉人たちの名言を用いて
ご紹介することが多くなるのですが、
今日は、江戸時代の著名な
白隠禅師の言葉を紹介したいと思います。
禅の世界は、長く、厳しい修行を続けます。
多くの修行僧を見て、また、当時の多くの人々を
見て洞察し、残した名言がこちらです。
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太い幹の巨木を切り倒すようなものだ。
斧を一振りしたくらいでは切り倒せない。
しかし、斧をふるい続け、手を休めなければ、
巨木が望む望まないにもかかわらず、いつか突然倒れるであろう。
そのときになって、集められるかぎりの人間を集めて賃金を支払い、
その木を支えさせても、支えることはできない。
やはり地面に倒れてしまうだろう・・・・
ところが、木こりは斧を一、二度ふるってから手を止めて、
暢家の三男坊に尋ねた。「この木はなぜ倒れないのか?」
さらに三、四度斧をふるってからまた手を止め、
李家の四男坊に尋ねた。
「この木はなぜ倒れないのか?」この木こりが木を切り倒すことはなかった。
修行するものにとってなんの違いもない。
白隠禅師
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私たちも、
うーん、うまくいかないなー
と思う時、
なんでだろう・・
やり方が間違っているのかも・・
自分には向いていないのかも・・
一人では難しいのかも・・
様々な声が出てきて、やめてしまう。
しかし、
それが斧をふるい続けることでしか
得られない成果であることを忘れてしまいがちです。
かくいう私も同じですが、
弱気な声が湧いてきた時に、
こういう名言があると、
「そうか、巨木を切り倒すのはたゆまず小さな斧の一振りを続けることだ」
とあと一歩続けようと努力できるのではないかと思います。