習慣化コンサルタントの古川です。
このテーマは、
何度も書いていますが、
読書について。
ビジネスに役立つ読書の効用は、
3つの種類の本を読みこなすことだと思っています。
1つ目は、多読。幅広い業界や知識を手にいれること。
2つ目は、精読。じっくり考えながら読む。歴史小説や骨太の良書など。
3つ目は、感読。名言や中国古典など心で深く感じながら読む。
この3つの読み方リズムを手にいれると、
読書習慣は効果的になります。
しかし、しかし、
これはそう簡単ではありません。
極端な表現をすれば、
1つ目の多読は、自ずと速読。
1冊40分ー50分ぐらいで読むリズムが必要です。
フェラーリで高速道路をすっ飛ばすようなスピード感です。
2つ目の精読は、1ページ1ページじっくり読む。
それは馬車に乗ってデコボコ道に体を揺られながら、
それを味わいながら進むようなリズム。
3つ目の感読は、1言、1言を感じながら読む
亀の歩く速度で一緒に散歩するようなリズム。
このフェラーリと馬車と亀のリズムを
同時に持つことは簡単ではありません
私も経験がありますが、
読書が速読リズムに入っていると、
格言・名言本でさえ、文字を速読してしまいます。
これは本末転倒。
名言は、じっくり味わって読む感読リズムです。
また、速読リズムで
骨太の名著に出会ってもやはりじっくり読むことができません。
たとえば、
7つの習慣、ザ・ゴール
などは速読には向きません。
精読して、じっくり考えながら読む本です。
しかし、自分の中に速読リズムしか
ない場合は、到底読むことができません。
これは私がぶち当たってきた問題であり、
私のクライアントも同時に悩んでいるテーマだったりします。
速読、精読、感読の3つのリズムを
車のギアのように自由に意図して変速できるならば、
常に最新のベストセラー本や専門分野の大量の知識を手に入れて、
それでいて名著をじっくりと読むこともできて、
偉人の名言や詩を味わうことができます。