習慣化コンサルタントの古川です。
私は自分らしい生き方・人生とは何か
を探求するところに興味があります。
だから、コンサルティングやセミナーでは
「生き方」
を扱うわけですが、
「どう生きるべきか?」
「どう生きたいか?」
「どう生きるべきか?」
は外に答えがあるテーマです。
道徳のように、
論語や老子を始め古典には
君子とは・・というあるべき姿が
書かれています。
また、一昔前のヨーロッパには、
紳士とはこう生きるべき、
淑女はこう生きるべきという価値観
が明確に存在していました。
階級での生き方も定義されている時代には、
自分で生き方を探求する余地がなかったのだと思います。
それが、民主主義の社会になり、
経済的に成熟期になり、食うためだけに働く必要はなくなり、
幅広い多様な働き方、生き方の選択肢が生まれてくると、
「どう生きたいのか?」
という問いに答える必要が出てきます。
これは
私たちの内側にしか答えがありません。
しかも明確な答えがポンと出てくるという
テーマではなく、探求を続けるものです。
それは天文学が広大な宇宙を解明しようと努力するのと
似ていて、人間の心は複雑、複次元的なもので、
簡単にわかるものではありません。
心理学を学ぶことは簡単です。
でもそれを自分の心に適用して、探求をするとなると
相当に複雑なプロセスを経ることになります。
私は、やりたいことを見つける習慣、
天職のグループコンサルティングでは、
「どう生きたいのか?」という自己探求の
プロセスを支援しています。
自己探求なので、本人が自ら探るしかありません。
外にあるのは、探求のヒントだけ。
全ては自分で感じて掴み取っていくもの。
私は、
「どう生きるべきか?」というあるべき姿は
個人的に興味があり、古典を読んでいますが、
私が追求・支援しているのは
「どう生きたいのか?」
千差満別、複雑怪奇なテーマですが、
これは気づきを繰り返してどんどん、
自分がシンプルに見えてくる。
そのためには、
些細なことから、
「なぜ自分はこれが好きなんだろう?」
と探求する習慣、それを書き留める習慣を
身につけることです。
毎日ログを取ると、
どんどん感覚は敏感担っていきます。
あるクライアントの方は、
エクセルに自分の心に触れたもの、
ワクワクしたこと、好きなことへの探求を
数行でメモを続けられました。
1年もすると、驚くほどに
自分を感じるセンスが高まっていました。
自分を感じるセンスを磨くことが
自分の生き方を探る最高の手段です。