習慣化コンサルタントの古川です。
先日、企業研修で
理想のタイムスケジュールを書くときに
「もし、1時間時間ができたら
何をしたいですか?」
と聞いたら、
「いやー、家に帰ってもやることないし、趣味もないし、
単身赴任だから楽しみがあるわけでもなく、何かするにはお金が必要。
お金ないから結局、時間だけあってもなーー」
という方がいました。
このブログを見る人たちは向上心が
意識が高い方なのでそうでもないかもしれませんが、
案外、時間の密度を高めて早く帰るとして、
その浮いた時間で
「何がしたい」
という希望がない人が多いものです。
さて、ふと
人生という尺度で自分を捉え直したい
と思います。
仮に
人生80年として、
40歳なら、時計の針は正午を過ぎたばかりです。
私はちょうど正午です。
22歳から80歳までの人生は
自分でどのように時間を使うかは選択次第です。
でも、お金を稼がないといけないですよね。
もしお金の制約さえなければ、
確かに、毎月30万円のお金が死ぬまで自動的に
振り込まれる人生ならば、本当にいいで自由な選択ができますね。
でも、そうでないから、
会社に勤め、会社の言うがままに残業をして、
自分の選択や自由や希望や投資をしない人生でいいわけではないと思います。
お金を稼ぐための仕事をライスワーク、
魂が喜ぶ仕事をライフワークと呼びましょう。
考えてみると、働くことは必然ですが、
食うために働く、ライスワークをすることは
長い人生で考えると損ではないかと思うのです。
自覚があるかどうか別にして、
ライスワークにはまり込むといつの間にか、
「〜しなければならない」
と義務感の奴隷になっていきます。
そして、義務感の奴隷になっていることさえ
気づかず、人生へのオーナーシップを握っていない。
「別にそれで何か問題でもあるの?それが人生でしょ?」
と言われたら、それまでですが、
私は1度しかにない貴重な人生の時間を
ライフワークで生きてみたいと思っていました。
でもこれからの時代は、
寿命が延びて年金受給が遅れてどんどん働く時間は延びます。
AIが出てきて単純作業が置きかわり、
安全な職種がどれだけあるかわかりません。
確実な方法は、
自分の知恵と情熱を燃やせる仕事、
ライフワークをやっていることだけが、
生涯現役で働き、さらにAIなどの技術が発展しても
人間でしかできない、自分にしかできない仕事を残せる方法なのだと
私は思っています。
週末起業でもいいし、転職でも独立でも企業でもいい
第二の人生で追求してもいいと思いますが、
いずれにしても、
「人のために自分がやりたいことをする」
この貢献感とワクワク感が混じり合ったライフワークを
見つけると間違いなく人生は変わります。