「置かれた場所で咲く」より「咲く場所を選ぶ」 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
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を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

 

渡辺和子さんの

「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎)

があります。

 

 

とても良い本ですね。

私も大好きな本です。

 

何より、メッセージが素敵です。

 

「置かれた場所で咲きなさい」

 

企業に勤めていると、

所属や役割を選べる自由がなかったりします。

 

でも、与えられた仕事、目の前の仕事に一生懸命

取り組んで結果を出す人は、

ランダムな経験が人やスキルに幅と奥行きを

作り出し、成長する。

 

 

一見、自分が嫌い、苦手だと思っている仕事でも

一生懸命やることで、

全く新しい発見があったり、才能に気づけたり、

逆に嫌なことをやればこそ、好きなことに気づけたりします。

 

 

そういう意味では、

どんな経験にも無駄はないのです。

 

 

さて、

では、どんな時にでも、

「置かれた場所で咲く」ことをモットーに

65歳までの人生を過ごせばいいのかというと、

私はNOです。

 

 

物事は多面的なので、

「置かれた場所で咲く」は一面的な真実はありながらも、

次のようなときには、

私なら、「咲く場所を選ぶ」ことを勧めます。

 

「10年働いてきたけど、上司やその上を見ていくと

 どうも自分の働き方の理想はない気がする」

「必死に苦手を克服するべく、努力して成果も残せたが、

 自分の能力や才能は他にある気がする」

 

 

置かれる場所が最高の場とは限りません。

最適な場所だったと、後から振り返られるように

努力するという美学や考え方は支持しますが。

 

それよりも、咲く場所を変えたら、

10倍速で、10倍輝ける場所がある。

 

 

その見極めは、

本人も他人から見ても非常に難しいものです。

 

 

「自分はもしかしたら逃げているだけではないか?」

「ありもしない才能と言って幸せの青鳥を探しているのでは?」

 

という疑念も湧いてくるかもしれません。

 

 

ただ、たまたま就職した会社で、

偶然に配属された場所が、自分の最高に輝ける場であることの

可能性はあまり高くないのではないかと思うのです。

 

 

私は営業職から社会人スタートしました。

 

確かに、営業は私の能力に合っていた部分が

多分にありました。

 

しかし、伝説の営業マンのような姿になれるかというと、

何か、DNA的な、根本的な資質がない気がしていました。

 

私は結果的に独立する生き方をして、

メソッドクリエイターの道を歩みました。

 

最終的に、本を書いたり、そのメソッドで

講演したり、コンサルしたりする仕事を選びしました。

 

 

優れているかどうか別にして、

DNAが喜んでいるというか、

ワクワクして、四六時中、新しいことを着想する

喜びで生活・人生が満たされています。

 

 

もちろん、このブログを書く瞬間も。

 

 

これは、私なりに「咲く場所を変えた」からだと思っています。

 

 

会社をやめるときには、

上司から

「世の中、そんなに甘くない」

「好きなことをやって生きていくほど若くない」

と言われました。

 

 

確かに大企業に残って生きていく道は

世間的にいいかもしれませんが、

私にとっては「ここではない。違う場所がある」

という確信がありました。

 

29歳なら、まだ遅いなんてことはない。

「向上心むき出して、大量行動で、死ぬ気でやれば大丈夫」

と自分を信頼して、

ほぼノープラン、ノーマネーで

会社を飛び出し、独立しました。

 

 

そこからは、巨大戦艦から飛び降りた水夫のように、

必死に泳いで、なんとか10年やってきました。

 

 

今の最高の咲く場所で、

次はどんな花を咲かせようかなとワクワクしています。

 

 

以前、大前研一さんのビデオを紹介しましたが、

65歳まで好きではないことをやり続けるには長すぎる。

40歳からは耐えられない長さ。

 

という表現をされていましたが、

本当に同意します。

 

逆に、好きなことをやれば、

90歳まで現役!

というか

生涯現役でいたい!

 

という気持ちになれます。

 

この違いは、

人生の豊かさ、将来への希望、今の幸福に

巨大な違いをもたらします。

 

 

だから、やっぱり、

やりたいことを見つけることは、

とっても重要なことだと私は思います。