習慣化コンサルタントの古川です。
7つの習慣に、
ミッションステートメントを書くという
パートがあります。
言語化がとても難しく、
自分のミッションとは何か?
うまく言葉にならない方が多いのではないでしょうか?
ここにミッションを物語る、いい言葉があるので
引用してみたいと思います。
「U理論入門」という本に、
「創造すること」と「問題を処理すること」の
根本的な違いは簡単である。
問題を処理する場合、私たちは「望んでいないこと」を取り除こうとする。
一方、創造する場合は、「本当に大切にしていること」を存在させようとする。
これ以上に根本的な違いはほとんどない。
マサチューセッツ工科大学講師「学習する組織」提唱者 ピーター・センゲ
理念やビジョンといった存在意義が表現されているものは、
ピーターセンゲ氏の「存在させようとする」という言葉に
集約されているものと思われます。
単なるお飾りとして掲げるのではなく、
コンパスの芯のように常に中心に据えられ、
どんな大きな円が描かれようと、その中心が揺らぐことのないものとして
存在し、常にそこに立ち戻るサイクルが生じているのだとしたら、
それこそが「存在させようとする」作用である。
引用が長くなりましたが、
ミッションとは、
まさにコンパスの芯のように、どんな活動の中心に据えられているものであり
動かぬ立ち戻る中心。
そして、何より「本当に大切にしていること」を存在させようとする源。
これがミッションだと思います。
だからミッションステートメントは自分の中にある、
コンパスの中心を見つける作業であり、
人生で仕事で人間関係で「本当に大切にしていること」が
何かを常に教えてくれる言葉なのです。
私は、コーチング、コンサルティング、
いろいろやってきましたが、
常に中心にあったのは、
「人生を変える」
というテーマでした。
習慣化こそ、人生を変える最高の手段であると
考えて、習慣化コンサルタントと名乗っています。
しかし、そのすべての活動は、
よりよい人生、より豊かな人生に発展させるための習慣化。
これがわかっていると、本を書くテーマ、セミナーを行うテーマ、
何をやって、何をやらないのかが、本当にはっきりします。
ミッションを物語るいい表現だったので、
今日はそれを元に解説してみました。