習慣化コンサルタントの古川です。
読書の魅力ってなんでしょうか?
私も読書人間なので、
体感的にはわかっていますが、
言葉で十二分に表現するのは難しい。
しかし、最近、確かにそうだなーと感心した
読書の魅力を伝える一文がありました。
書棚は、一世紀前にある星が送って寄越した光の点や、
百万年前から銀河が発している光の点を、
われわれの網膜に
同時に刻みつける天空に似ている。
同様にして、プレイアード双書の同一の表紙の下からは
あるメッセージが
二千五百年前のプラントから、
別のメッセージが
三世紀前のパスカルから、
さらにもう一つのメッセージが
三十年前のカミュから、
われわれのところに届いて来る。
星との例えが本質を得ていますね。
私たちが2千光年先の星の光は2千年前の光。
同様に、アリストテレスの言葉に私たちが励まされたり
ニーチェの言葉が、松下幸之助さんの言葉が
私たちを変えてくれるのは、文字が時間を越えて
情報を送ってくれるからですね。
まさに人類の叡智と繋がることができる
安価にして最高のアクセス方法が読書なのです。
思想の形成されたときこそその思想が受け取られるときとを
ずらせるようにさせたのは、文字であって印刷術ではないことに
注目すべきである。
グーテンベルクは、その印刷術の世界的普及によって、
時間の中ではなくて空間の中で文字にその効力をつけ加えたのである。
印刷技術は空間を広げただけ、時間を越えたのは文字。
今は、電子書籍がありますし、翻訳を簡単になったので、
もっと世界に広がりやすくなりました。
さらに、ブログなど個人でも発信できるようになっています。
あなたが書くことが、時空を越えて
他の時代の人に影響を与えるかもしれません。
私は少なくとも本を書く動機は、
ここにあります。
会うことがない、夜叉孫にも
本から読んでもらえる。
そう考えるとワクワクします。