習慣化コンサルタントの古川です。
イチローと
世界一の自動車会社豊田章夫社長の
対談はとても学ぶことが多いです。
https://www.youtube.com/watch?v=oR3YpSromq4
ぜひ、そのまま見ていただきたいですが、
私がピックアップしたい5つのポイントを書きたいとおもいます。
1.成長するには、後退しないといけない(イチロー)03:40
成長し続けるには、一見後退したかのようなことが
起きてくる。長期で見たらあれは良かったと振り返れるが
短期でみれば失敗や後退に見える。
でも成長するにはそういう失敗や後退と思えるようなことを
しなければならない。
2.大きく変えたことはフォームより考え方(イチロー) 9:25
上記を受けて、
大きく後退につながるかもしれない変化。
彼の変化は、フォームに目がいきがちだが、
一番は考え方だと言います。
私なりに翻訳すると
「人からの期待に応えるのではなく、
自分の期待に応える自分に期待してもらう」
ここにシフトできたのが一番大きい。
フォームは大きく変えたように見えるけど、
価値観の転換が大きい。
内的世界はこちら側には見えないですが、
イチローにとって大きな激変があったのですね。
3.積み重ねることが本当に大切(イチローと豊田章男社長)13:54
オリックス時代の51をなぜ、使い続けているのか?
と聞かれ、イチローは「せっかく覚えてもらったのに
変えるのは勿体無いと思っている」
これにかけて10回のモデルチェンジをしている
クラウンを例にとり、ずっと愛されるブランドを積み重ねる大切さ
を語っています。
お二人が、ここは
深く深く「積み重ねるって大切ですよね。ほんとそう!」
と共感しあっているのが
印象的ですね。
イチローは確かにNTT、ユンケルなどCMも限られたものを
続けているし、チームも簡単に買えずマリナーズやオリックス
で長く在籍していますね。
4.やってみる、修正する、最後正解にする(豊田章男社長)15:41
世界に冠たるトヨタ。
やってみたけど、失敗したなんて許されないと思われがちですが、
実は小さく踏み出している一歩は失敗することもある。
でもすぐに修正する。
何より行動することで、次なる展開が見えるから
まず初動を踏み出す。
特に危機の中では一歩をすぐに踏み出すことで逆に安全圏に入れる。
そして、修正して、最後はやり始めたことを正解にすればいい。
これはディーエヌエーの南場智子社長も言っていた。
正解はない、だからその行動を最後正解にすればいい!
ということですね。
5.危機的状況は危機の一番近くに近づいた方が案外安全なのだ
(豊田章男社長)18:17
これが一番、印象的です。
トランプ政権に批判された時も、リコール問題の時も
本当に初動が早かった豊田社長。
彼のアイスホッケーの経験を交えた危機への処し方は
「なるほど!」と唸るばかりです。
シュートと防ぐ役割は中途半端なところにいるのが
一番危険だ。
中途半端なところに危険な玉がとんでくる。
シュートを打つ選手に一番早く近づくと弾道が低いから
まだ足にしか当たらないから安全。
とにかく、危機が起きたら一番早く、危機に近づく
つまり向き合うのが結果的に一番安全であることをホッケーから学んだ。
と言います。
このビデオはトヨタの宣伝もあるので、
最後は蛇足もありますが、
異分野のトップが語る話はとてもとても
興味深く、物事の本質が見えてくるものですね。
ぜひ、見てみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=oR3YpSromq4