半沢直樹は八方塞がり思考? | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
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を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

・会社で希望しない部署に配属された

・上司が変わって、自分と合わない

・会社の業績が悪くて将来不安だ

 

行き詰まりや閉塞感を感じる時、

状況に目がいきます。

 

 

会社や上司や経済・・・・

 

でも本当にそうでしょうか?

 

実は状況ではなく、それに対する考え方が

作り上げていると言えます。

 

 

雑誌で作家の百田直樹さんが

半沢直樹の主人公たちは幸せ基準が会社の価値観になっている。

出向したところで、別に人生が終わるわけじゃないし、

出向先で楽しく仕事をしている人もいる。

 

こんなインタビュー回答をしていました。

 

 

ドラマ「半沢直樹」をご覧になっていましたか?

私も大好きで見ました。

 

 

ドラマの世界観や銀行員の目線から見ると、

 

「片道切符の島流し」

 

は地獄に落とされる悲惨さな状況です。

 

 

 

半沢直樹の同期で友人の近藤は、

出向で家庭は暗くなり、

本人も落武者のようにどんどん精神的にまいっていきます。

 

そこに悪役の専務から取引を持ちかけられ、

銀行に戻りたい一心で友人を裏切ります。


 

そこまでして、銀行に戻りたいのは

銀行員の世界の幸せ基準100%で生きているからであり、

他の世界の選択肢がなく、

銀行員以外の生き方、選択肢に全く目が行っていないから。

 

 

働き方にはたくさんの選択肢があり、

自分には無限に可能性があり、

世の中は捨てる神もいれば、拾う神もいる。

 

 

そんな風に、選択肢を広げて考える思考がなければ、

閉塞感は強まるばかり。

 

だから、同じ出向になっても

可能性や選択肢、チャンスを見る人ならば

明るい気持ちでいられます。

 

 

実は、私も最初に入った会社が赤字で、

4月の入社式の前、2月(つまり学生時代)に出向してくれと

言われました。

 

情報システム法人営業、大阪配属。

これが条件だったのに、なぜか、

 

PCの販売店、東京秋葉原配属

 

いつ出向が終わるのかと聞くと人事部は

「会社が黒字になったら」

「いつ黒字になるのですか?」

と聞くと

「それは社長にもわからない」

という漫才のようなやり取り。

 

つまり無期限の出向で、

会社が赤字だったので潰れるという噂もありました。

 

そうなると、このまま出向先の会社に転属という

ことになる。でも業界も違えば職種も全く希望と異なります。

 

来る日もずっと、お店の入り口で9時間

「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を

いう毎日。

 

正直絶望感いっぱいの

社会人生活スタートでした。

 

2ヶ月ぐらいは、会社への不満ばかりが

うずまき、同じように出向した新人同士で愚痴・不安

を言っていました。

 

でもこのままだとネガティブな気持ちばかりで

埒があかないと思ったとき、

ある本に出会います。

 

5つの診断 ー自分が見つかるABCDEトレーニング

 

この本にこんな言葉が書いていました。

 

コントロールできること、できないことを分けて

そしてコントロールできることに集中しよう。

 

 

私は、衝撃を受けました。

この言葉で救われました。

 

 

「会社の出向や配属は自分では変えられない。

変えられることは、嫌なら辞めればいい。

でもやめないなら、ここで学べることは何かを

考えよう。

情報システムの営業をやるにも、pcの知識は必要。

ここでpcの販売をすること、詳しくなることは

将来に繋がる!」

 

そう思ったら楽になりました。

 

 

「さらに少なくとも出向先の会社が給与をくれているので

それ以上の働きをしなければ本当に自分は役立たずのビジネスマンになる」

 

そう思ったら危機感も湧いてきました。

 

「そうだ!営業マンであることは一緒かー。個人に売るのも法人に売るのも

 セールスはセールス!1年目でたくさんの商談が持てるのは実は個人ではないか」

 

そう考えたら接客が楽しくなってきました。

 

 

こうやって、自分の八歩塞りの気持ちは、

いつしか売り上げ競争!に熱く燃える販売員になれました。

 

結果、入社後4ヶ月目、本店の販売員の売り上げ競争で

二ヶ月連続1位になったのです。

 

当時の店長からも見込んでいただき、

「うちの会社にこないか」

とまで言っていただきました。(濁しましたが・・(笑))

 

 

そんな噂は、出向元(つまり入社した会社)にも伝わり、

「古川は、すごく頑張っているらしい」

「出向先が欲しがっているから早く戻したほうがいい」

 

という話もあって、

 

10ヶ月後に出向解除となり、

元の会社に戻りました。

 

 

でも、この頃は販売の仕事が楽しくなって、

お店も楽しかったので「もう少し、残りたいな」

ぐらいの気持ちでした。

 

 

私の例は些細ですか、

八方塞がりは状況ではなく、思考が作っているのです。

 

どう捉えるか、どう考えるかで

行動は変わり、結果が変わり、周囲の評価も変わります。

 

 

人生は、やっぱり思考習慣で変わりますね。

 

追伸

 

私の書籍で扱っている9つの思考習慣はこれです。

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ぜひ、八方塞がり・閉塞感から抜け出す思考トレーニング

にヒントになれば