習慣化コンサルタントの古川です。
学生時代アルバイト
時給900円。
ここで往復の交通費が
1日400円支給。
月にすると15日間入ると6000円。
6000円は大きいので、節約するために
片道1時間かけて
自転車でバイト先まで通うことに。
さて、これは妥当でしょうか?
こんなケースもあります。
出張の帰り、新幹線をEチケット(ネット)
で遠隔予約
出張先から名古屋駅まで電車で15分。
なんとか名古屋〜東京までの新幹線で
いいタイミングはないかと探すと、25分後がちょうど空いている。
名古屋駅構内を急げば、なんとか飛び乗れる。
15分で名古屋駅に到着し、駅を早歩きで歩く。
どうも道を間違ったらしい。
あー、間に合わないと次は小走りで進む。
新幹線はあと6分で出発する。
構内を走る。
キヨスクが見えて
「あー、弁当買いたい」
「飲み物も欲しい」
と思いつつ、ギリギリに電車の飛び乗ります。
セーフ!
これで東京まで最短時間が帰れることになります。
しかし、新幹線の中では汗だくで、
汗がひくまで15分はかかります。
さらに飛び乗った車両は中途半端なところなので、
新幹線の中で狭い通路を歩く。
途中に人とすれ違うときは当然止まる。
そんなこんなで、席について30分してようやく
ほっと一息。
このケース、時間の節約になっているでしょうか?
foolとはエイプリルフール(4月バカ)のfool
上記のような節約バカになってしまうことを
気をつけなければなりません。
目先のお金の節約、時間の節約の絶対量だけを見て
本来の目的を失ってしまう。
バイトの例でいえば、
明らかに移動時間分バイトした方が得だし、
新幹線の例は、もう少し遅らせて弁当を買って
歩いた方が有効時間は増えます。
目先の節約だけに走ると、本末転倒になっていきます。
これらの例は、
お金の節約、時間の節約に全て当てはまるのではないでしょうか?
節約疲れになって、
人生が楽しめなくなったら本末転倒です。
なんのために節約して貯金をするのかを
考えないと節約することが目的化してしまいます。
特に近視眼的になると節約foolに簡単に
陥ってしまいます。
時短も同じですね。
結局、人生の豊かさ、日々の充実のために、
お金と時間をどのように有効に「使うか」
が大切。
使う視点を考えておかなければ、
減らす、減らす、減らすばかりを考えてしまうと、
豊かさや平安、楽しさという
本当に大切にしたい感情が損なわれてしまいます。
私も、有効活用の視点を持ち、
節約foolに陥らないよう気をつけています。