「今集中」はお坊さんよりサラリーマンの方が難易度が高い「マインドフルネス習慣」 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
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を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

昨年末から、

毎週座禅に行っています。

 

経営者の私にとって、

この時間は欠かせない投資の時間です。

 

 

また、住職の話も毎回心に響くものがあり、

ヘタなセミナーの10倍はためになります。

 

 

この座禅の会では、

お経を正座して20分ほど読み、

お説法20分、座禅を25分×2回やります。

 

 

座禅は、ただ座るのではなく、呼吸に集中して雑念が

ない状態が理想です。

でもこれが相当に難しい。

 

呼吸の数を数えていくのですが、10まで無事数えることができず、

頭の中がどんどん思考で騒がしくなっていきます。

 

思考が暴れだしたら、また呼吸に集中して落ち着けるの繰り返し

ですが、お坊さんは1日5時間、長いときだと10時間もやるそうです。

本当に尊敬に値します。

 

マインドフルネスブームで、

禅師が「今ここに集中する、雑念をなくす」大切さを語っている

本もたくさんあります。

 

本質はこのような修行をしている人から、その境地を聞くことに

大変意味があります。

 

 

しかし、私が実践して思うに、

実はサラリーマンの方がお坊さんよりマインドフルネス、

今この瞬間に入るのはとても難易度が高いのではないかと。

 

 

私は企業やビジネスパーソンをコンサルティングしますが、

もう毎日、100通以上のEメールをやりとりし、TODOリストは50を

超えて時間はいくらあっても足りない。

 

ややこしい上司やメンバーとの人間関係に気が滅入る。

家に帰ると家事が待っている。

 

 

寝るまでにfacebookやLINEの未読を読む。

 

 

こんな環境で「今集中」は、

とてつもなく難易度が高いのです。

 

 

お坊さんは、お寺で目の前にパソコンがあるわけではなく、

todoリスト50個を管理しなくてもいい。

大変な修行で忍耐力は尊敬しますが、

こと複雑性という意味では、ビジネスマンや主婦の方が今この瞬間ゾーンには

入りにくいし、同じことをお坊さんにやってみてくださいと

言われても相当難儀することでしょう

 

 

ここでポイントとなるのは、

雑念なしに、今この瞬間だけに存在することのみで

仕事はできないので、

ゾーンに入るときは、入って集中する、

抜けるときは、別のものにすぐに切り替える

 

この習慣がもとめられると思います。

 

 

大切なのは、今この瞬間ゾーンに入る素早さと切り替え力。

 

 

だから、タイマーは重要だと思いますし、

5分ダッシュ法や15分1タスク処理などの

手法がうまくいきます。

 

 

でも、朝はゆっくり自分の心に静かに向き合い

呼吸に集中して、自分に繋がって1日をスタートすることを

お勧めします。

 

心の舵が握れていると、

1日は随分と掻き乱されるのが少なくなります。