習慣化コンサルタントの古川です。
1日のtodoリストを見て、
毎日就業時間に
「あー、今日もいっぱい出来なかったなー」
と自己嫌悪に陥ることはないですか?
これは処理能力が低いからではなく、
欲張って盛り込みすぎていることが問題であることが多いのです。
「18分の法則」という時間活用の本に
ビュッフェと時間の良い例えがあるので、引用したいと思います。
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とにかくわたしはビュッフェに弱い。
選択肢がすばらしく多いうえに、なにを食べても同じ値段。
この二つは最強の組み合わせといっていい。
バラエティに富んでいるという状態がわたしは大好きなのである。
全種類の料理の味見ができるなんて願ってもないチャンス。当然のように全部を
少しずつ取る。しかしいくら少量ずつでも、全種類ともなれば
積もり積もって大量になる。
けっきょくビュッフェを去るときには、気まずさと、疲労と、後悔に
どっぷり浸っている。
それがわかっているはずなのに、なぜか毎回同じことを繰り返してしまう。
わたしたちが時間管理に取り組む際にも、これと同じ問題にぶち当たる。
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ビュッフェの例えは、
欲張りすぎるということ、終わりには後悔と疲労があること、
そして同じことをまた繰り返してしまうということ。
この本質が時間と全く心情が同じ。
1日のtodoリストを見て、
全部やろうとする。
根性を出せばなんとかなる!
しかし、最後には肝心な仕事が全然終わっていない。
たくさんやったけど、どれも中途半端。
未完了感のままで、1日を終える。
そして、それをずっと繰り返している。
大切なことは、ビュッフェと同じで、なんでもかんでも
欲張らず、どれを食べるかを絞ること。
今日絶対に終わらせることを
todoリストから別の紙に書く。
同じシートではダメで、
リストに二重丸をつけるのでもダメ。
視界に入っているとどうしても欲張ってしまいます。
別のシートに絶対に終わらせる業務だけを
最小限書く。
そして、それにフォーカスする。
ビュッフェで優先順位をつけるのが難しいように
わたしたちは業務も全て網羅したいし、ちょっと手をつけたい。
この衝動から逃れる、上手にマネジメントしなければ
同じことを繰り返してしまうのです。