習慣化コンサルタントの古川です。
銀座まるかんの創業者で、
高額納税者の斎藤一人さんの強運理論は
とても納得がいきます。
著書、強運で次のように定義しています。
_________________________
強運とは、努力もないしに、いきなり、すごいことが
起きることだと思っている人がいます。
でも、これが、間違いなんです。
私の「強運の理論」から言うと、
「いまの自分の実力より、
ひとつ上のことに全力で取り組む人」
が強運を呼び寄せるのです。
でも普通の人って、不思議なんだけど、ひとつ上のことって、
なぜか一生懸命になれない。
それが強運を逃しているんです。
_________________________
シンプルな言葉で、ズバリ本質を突いています。
まさに目の前のこと、そしてちょっと一つ上を真剣に全力で
取り組むことこそ、未来が開ける鍵ですし、
うまく上昇気流に乗っている人は、
脇目も振らず、目の前のことを一つ上の段階に持っているため
の努力に集中しています。
本書の中で斎藤一人さんは
わかりやすい例えをしていますが、
今ヒマなお店の店主が
先のビジョンばかり語って、
「チェーン店を作りたい」というのは
危険だ。本当にチェーン店を作ったらものすごくヒマなチェーン店が
出来上がると。
だから目の前のお客様をどうやって満足させるか、
お店をよくするかという小さな一つ上の努力を積み重ねることに
フォーカスすべきだといいます。
ビジョンは大切ですが、
それと同時に、そこに向けて一つ上の努力と行動をしていく。
将来のビジョンを描いたら、泥臭く日常の努力に集中する。
先を考えると不安なことはたくさんあると思います。
一寸先は闇とも言えるし希望とも言える。
それは、一つ上の努力をする人には希望になるし、
先の闇を想像しすぎて、目の前の努力を疎かにするときには
本当に闇になってしまう。
等身大の自分より
一つ上の努力と挑戦にフォーカスすると
案外理想や他人と比べることがなくなり、楽になります。
今先が見えなくて怖い人も、
先が見えないというのはコントロールできない要因。
コントロールできることは、
自分の一つ上の努力と挑戦をすること。
進捗がやる気を上げてくれますし、
障害がやる気を落とします。
でも障害に出会ったら「よし学んでいる」と
思ってください。
障害物は一つ上のことに挑戦している証でもあるからです。
そして、乗り越えることで成長できることを思い浮かべ、
障害そのものに対処することが一つ上の努力だと解釈すれば
成長に目がいきます。
そうするとまた、モチベーションが高まっていく。
こんな連続ではないでしょうか。
どんな人でも
ちょっとずつ階段を上って行っている。
そのスピードが早いか、挑戦の度合いが強くて
二段、三段飛ばしで駆け上がっているかの違いはありますが、
フォーカスすべきは階段を地道に登るということだと思います。
強運はコントロールできないものではなく、
コントロールできる一つ上のことをやる結果として
引き寄せられるもの。
とかく理想と完璧と達人を見ると比較して
苦しくなりがちですが、一歩先の挑戦ならやろうって気が湧いてきますよね。
どんなに背中が遠く見える人も、
地道にやっていくと、ぐっと近くなって
気がつくと追い越していることもあります。
だから一つ上のことをどれぐらいのスピードで
やっていくか。
繰り返しになりますが、
努力と挑戦にフォーカスすれば、
コントロール可能な自分領域の話になってきます。
将来不安になったり、
他人と比較してダメだなーと思ったり、
恐怖心が湧いてきたら、
今できる、一つ上の努力にフォーカスする。
結果ではなく、努力と挑戦に。
あとは回転数とスピードを上げていくだけです。
ストレスコントロールのコツは、
コントロール可能な領域にフォーカスすること。
不能な領域は受け入れることです。
不安や恐怖、自己嫌悪の感情は
コントロール不可能な領域にフォーカスしているから
湧いてきます。
だから焦点を自分の行動と挑戦に持って行ってください。
そうすると心の自由が得られますね。