習慣化コンサルタントの古川です。
私は、働き方改革コンサルティングを
法人向けに提供していて、高密度化することを
プロジェクトとして実践します。
タイムマネジメントというと、
何を思い浮かべますか?
時短技術の本もたくさん出ています。
そこには、
・ショートカットキーを使おう
・資料は箇条書きで書こう
・5分で終わるものはすぐに片付けよう
・todoリストをつくって優先順位を立てよう
全て、その通りで間違っていない。
でも、時短本を読んで、どれぐらい効率化、生産性向上しているでしょうか?
もししていないとすると、
「もっとテクニックが必要だ!」
「もっといい情報はないか?」
とどんどん、時短本を読み試しては次を買う。
セミナーに出ても同じです。
タイムマネジメントがうまくいかない
最大の理由は、いいテクニックを知らないからではありません。
情報不足でもありません。
タイムマネジメントは、スポーツと全く同じで
身体感覚で身につけるものだ!
という本質を無視してはうまくいかない。
たとえば、野球がうまくなるためにはどうすればいいか、
というテーマと同じように考えるといいです。
野球がうまくなるために、
イチローの野球術、落合の野球術、世界のホームラン王の全技術
などという本があったとします。
全部真面目に読んでいる野球部の子がいたとして、
土日も頑張って読みふける。
学校の授業が終わってからも必死に読む。
ついに、年間100冊の野球本を読み漁って、
野球の知識は増えた。
さて、この子は野球が上手くなるかというと、
情報やテクニックを追い求めて本を読むことに始終し、
実践にかける時間が読むことに奪われている本末転倒な例です。
成功哲学本や目標達成本も同じです。
意味はあるのです。
大切なことが書いているし、必要。
私も読みます。
でも、絶対的に欠けていることは、
死ぬ気で試す、試行錯誤する、
この方法でやるぞ!と決めたら徹底的に習慣化する。
このプロセスは、結構大変です。
実践には、うまくいくことより、
障害が多い。
本に書いてある通りうまくいかないものだなー
あれは職種によって違うんじゃないか
著者は経営者だから言えるんだよなー
という心の声がすぐに湧いてきませんか?
これが実践のテンションを下げます。
そして、もっと自分に合ったものはないかと探し続ける。
でも、1年読み続けて、結局同じことしか書いていないことに気づく。
堂々巡りする。
実践するプロセスでは、
試行錯誤、うまくいくことと上手くいかないことが出てきます。
だからスポーツと似ていると思うのです。
スポーツもいくらゴルフのいいスイングを見ても
自分がやるとなると悲惨なスイングから徐々に上達していきます。
上手くいったことは伸ばす
上手くいかないことは改善する
ここからは自分で工夫して修正していくプロセスであって
タイムマネジメントに100%の答えはありません。
自分で苦しくても試行錯誤して、
迷う、ちょっとずつ上手くいくという
心理的な悪戦苦闘を味わわなければ、既製服でぴったり!
の手法はありません。
だから、私の高密度化の手法でもGTDでも、
1つこれだ!と決めたら、徹底的に実践して自分でその後は
開発していくことが一番重要な心がけだと思います。
英語の教材も同じですよね。
楽して一番点数が上がる方法を探すと
どんどん教材と本が増えて、どれやっていいか迷ってしまう。
タイムマネジメントは
心理学的な側面もあるし、さらに身体技術のように
徐々にうまくなっていくものです。
こういうものだと思えば、あとは試して修正して
自分に合ったものに変えていくということができます。