習慣化コンサルタントの古川です。
イエローハットの
鍵山秀三郎さんの著書に
「凡事徹底」(平凡を非凡に努める)
という本があります。
珠玉の言葉がたくさんあるので、
習慣化の名言として、
いくつか抜き出してみます。
・微差の積み重ねこそ大差になる
・簡単なこと、単純なことをおろそかにすべきではない。
それらを極めることが、結果として、大きな力となる
・平凡なことをやり続ける、簡単なことをやるというと、
バカにしたり、おろそかにする人が多い。
だが、そうすることが自分の人生をおろそかにすることにつながり、
結果的に10年たっても20年たっても本当の意味での進歩につながらない。
・何事も、打算があってやることは長続きしない。
ゆえに、見返りを求めないことが大事
・掃除は凡事徹底の1つ。
掃除の話をすると、「そんな余裕はない」という人がたくさんいる。
けれど、会社をつくった時、全く余裕のない中で時間を割いて
掃除に徹してきた。だから、余裕ができたわけだ。
凡事徹底。
いい言葉ですね。
臨済宗全生庵の平井住職の
「人生を変える禅の教え」
にも、掃除の話ができています。
寺では掃除も大切な修行です。
掃除が終わると必ず上の者が点検に来ます。
私も最初の頃は、「たかが掃除だと思って適当にやったな」
と怒られることが多々ありました。
ちゃんとやったつもりなのになあと思うのですが、
自分が点検する側になると、なるほど確かに、
適当にやった掃除はすぐにわかると気づきました。
掃除という凡事にその人の心構えが現われるというのです。
確かに新入社員研修でも、
こんな声が聞かれました。
「なんで俺がコピー取りをしなきゃいけないんだ。」
「部長にボールペンを会議室まで持ってきてと言われたが
自分で持って行けよと頭にきた」
「アポ取りの電話の専門の人がいるのになぜ自分がやらないといけないのか」
と言っている人がちらほらいます。
これは部長の目線でいうと、
この心構えはバッチリ伝わってしまっていますね。
どうせ、ボールペンを持ってきての使いっ走りでも
誰よりも速攻!持って行く
これをやる新人は「こいつは使えるな!」
と思われるでしょう。
まさに凡事から仕事の心構え、態度が透けて見えてしまう。
恐ろしい現実。
私も凡事徹底、
自分の心と体に刻み、実践していきます。