習慣化コンサルタントの古川です。
久しぶりにオススメ本です。
この本は、
失敗が怖い、
失敗を避けてしまう
もっと積極的に行動していきたい!
という人すべてにオススメしたい
とてもいい本です。
私が1年で200冊以上読んだ本の中で
ベスト3に入る本です。
失敗の科学
飛行機の事故率をご存知でしょうか?
一番安全な乗り物の事故率は、
2013年ベースでいうと、
3640万機、30億人を乗せて運び、
死亡者は210名。
240万回に1回の事故率
ということになります。
ハドソン川の軌跡という映画がありますが、
なぜ、サレンバーガー機長が賢明な判断ができたのは、
チェックリストがあったおかげだと言います。
一人でこの決断ができたわけではなく、
副操縦士、チェックリストの賜物。
これらは、1930年代の起きた悲惨な着陸事故を
契機に生まれたものだそうです。
私たちの安全は、失敗の上に成り立っているのです。
医療、発電所も全ての科学は
失敗という試行錯誤を繰り返し、進化してきました。
この本は、組織の例がたくさんできてきますが、
私たちは自分につなげて考えることができます。
失敗は進化のプロセスで起きる必然であり、
現実とどのように向き合うか、失敗をしながら進化する人(オープンループ)
失敗をしても進化できない人(クローズドループ)はどういう人か、
理路整然と書かれています。
響いた言葉をいくつかピックアップします。
・科学は常に仮設である
・フィードバックは道を示す明かりである
・敢えて間違えろ 重要なのは仮設の正誤をいかに証明するかだ
・失敗をすることは、正解を導き出すのに一番手っ取り早い方法という
ばかりでなく、今回のように唯一の方法であることも珍しくない
・小さな改善が大きな飛躍を生む
・真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である。
・失敗は「してもいい」ではなく、「欠かせない」
・すべてを失敗ありきで設計せよ
また、これが失敗と向き合えるかどうかのマインドセット!
・成長型マインドセットの傾向がある人は、知性も才能も努力によって
伸びると考える。先天的なものがどうあれ、根気強く努力を続ければ、
自分の資質をさらに高めて成長できると信じている。
・固定型マインドセットの人は、生まれつきの才能や知性に恵まれた人が
成功すると考えるため、失敗を自分に才能がない証拠と受け止める。
人から評価される状況は、彼らにとって大きな脅威となる。
いい本です。
ぜひ手に取ってみてください。
失敗の科学