人生で本当の差がつくディープスマート(経験知による深い知恵) | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタントの古川です。

 

 

経験知を伝える技術(ドロッシーレナード)

の書籍を読みました。

 

ディープスマートは、暗黙知、経験値のことで、

深い知恵。

 

 

引用しながら、その本質を明確にしたいと思います。

 

 

ディープスマートとは、直訳すると深い知恵。

例えば、アメリカの企業が、

トヨタのカンバン方式やアンドンを仕組みだけ

真似しようとしたが、多くは移転できず失敗した。

 

なぜなら、

その根底にある暗黙の知識、思考様式というディープスマート

がないからだ。

 

 

__________

 

ディープスマートの土台になるのは幅広い経験だ。

それが豊富な経験のレパートリーとシステムレベルの理解を生む。

この広い基盤に支えられた知識が武器になって、エキスパートは

膨大な情報の海から意味のあるパターンを見つけ出せる。

ばらばらの知識を統合・理解し、関連あるパターンを見いだして、

それをもとに行動するためには、ディープスマートが欠かせない。

 

中略

熟練の開業医は、さまざまな専門医の報告を考え合わせて診断を下す。

 

中略

 

一般に「直感のひらめき」だの「虫の知らせ」だのと言われているものは

実はたいてい瞬間的な無意識のパターン認識だ。

子供はこのような直感のひらめきを経験しない。

それまでに経験したパターンが乏しいので、目の前の状況と照らし合わせる

材料がないのだ。

 

__________

 

 

ディープスマートの本質は、

幅広い経験×パターン認識力

だと言っています。

 

 

幅広い経験は、多種多様な経験。

私はシステム業界にいましたが、

システムエンジニアをやって営業をやった人は、

エンジニア一筋20年の人とは違う経験を持っている。

どっちがいいかではなく、幅の広さと深さが意味を持ってくる。

 

 

さらにそこにパターン認識力が関わってくる。

 

つまり、同じ体験をしていても、パターンを類推する力がなければ

ただの経験の垂れ流しになるだけ。

 

 

だから、1を経験して10を知る人と

10を経験してようやく1を知る人の違いが出てきます。

 

 

そのためには、普段の経験をまとめたり、人に話をしたりして

法則化、抽象化、体系化することが重要です。

 

 

私は本を書いたりするので、その機会に恵まれますが、

その経験の深い深い本質テーマを洞察する力があれば

パターン認識力は高まり、最終的にディープスマートは

豊かなものになります。

 

経験はまさにディープスマート。

というより経験からしかディープスマートは育ちません。

 

だから私たちは、缶詰の研修よりOJTで仕事を覚えていきます。