習慣化コンサルタントの古川です。
メールのチェックを絶え間なくする
携帯電話の着信履歴をずっとチェックしている
フェイスブック、ラインの回答に焦っている
「即答」することは、
相手のためにいいことだと思っているし、
実際、相手も嬉しいと思います。
一時的にはコミュニケーションは快適だし、
好印象。
しかし、結果、相手にもそれを強いることになります。
「即答」すると、相手にも当然即答を求める。
即答することを要求すると、自分もそれに応えなければならなくなる。
メール、電話、フェイスブック、ラインなど
相手のタイミングでやってくるものに、「即答」戦略を
取るとなると、とてつもない時間とエネルギーを消費します。
まず即答するためには、相手の連絡を常にチェックする必要があります。
だから、常にスマホに集中せざるをえなくなっていきます。
1時間でどれぐらいチェックしているでしょうか。
ちなみにある調査によると1日でメール突発に邪魔される回数は
125回であると言われていました。
なるほど、12時間起きているとしたら、
1時間で10回ぐらいです。6分に1回。
あくまで単純計算ですが、当たらずとも遠からずの数字だと
思います。
これだけ意識を外の連絡に奪われていれば、
集中すべき仕事へのエネルギーが保てません。
また、自分の人生や将来について考えるという
深い思索や内省の時間も奪われていきます。
さらに冒頭にも伝えたように、
コミュニケーションはリズムです。
自分のルールが相手へのルールになり、
そしてそれが自分に返ってきます。
即答の戦略をよしとしていると、
周りにも6分に1回の集中分断を強いることになり、
どんどん共依存的な状態になっていきます。
このスパイラルに入ると簡単に抜け出せないと
感じると思います。
お客様からすぐにと連絡があるから・・・
夜メールを見ていないと社内のコミュニケーションが成り立たないから・・・
夜電話で部下から相談があるから・・・
ラインはグループでやっているので、一人返答が遅くなると迷惑がかかるから・・
このような言葉で即答が成立していきます。
でも、その代償は、慢性的なオンラインストレスであり、
内省不足になっていきます。
だからこそ、断ち切っていく必要があると私は考えます。
「即答」がも足らず良い面と悪い面をぜひ考えてみてください。
そして、自分ルールを課し守って行ってください。
朝、10時まではメールチェックをしない、
17時以降はメールチェックをしない
携帯のメールは見れないように設定するなど・・・
即答が美徳だと思っている価値観を
書き換えると、心のざわつきが減ってきます。