習慣化コンサルタントの古川です。
私が大学を卒業して入社した会社では
情報システムの法人営業をしていました。
毎日、大変な上司と言い合いをしながら、
必死に頑張っていました。
毎日、目標の数字のことだけを考えていると
行き詰まります。
そんなとき、親会社の営業マンで遠藤さんという
3年目の社員がいました。
この人は本当にできる人で、
誰もが認めるスター。
一緒に商談に同行しても、
そのスマートさは、圧巻でした。
毎日ノルマに追われている状態から
いつしか、遠藤さんみたいな営業マンになりたい!
彼を超える営業になりたい!
そう思えた時に、1年目の営業であるか、会社の期待のレベルなど
を超えた自分の理想を求められるようになりました。
圧倒的ライバルが私の目線を高めてくれました。
圧倒的ライバルとは、マッキンゼーの元人事マネージャー
伊賀さんが書かれた「生産性」という本に書かれていたキーワード。
人が伸びるには、ストレッチが重要だが、
それは圧倒的ライバルを見せられることで実現するという
記述があります。
確かに、私の経験に照らしても、
全くその通りだと思います。
10年前に独立して、コーチングをスタートしたとき、
私は迷いなく、この分野でトップクラスのシニアコーチ
谷口貴彦さんにコーチングをお願いしました。
師匠であり、今思えば圧倒的ライバル。
そのお陰で、10倍思考で成長できました。
もちろん、圧倒的ライバルをつくるのは、
精神的に快適さばかりではありません。
その理想に到底叶わない自分を味わい続けることになります。
ギャップが遠すぎて、ずっと追いつかない感じがする。
距離が近づいているのか逆に遠ざかっているのか
わからず、どれだけ達成しても圧倒的ライバルには叶わない
という自己否定感を味わうでしょう。
これをエネルギーに変えられるか、苦しくてやめてしまうか
これが10倍思考で成長できるか否かを分けます。
私が大切だと思うことは、
圧倒的ライバルの遠く先を走る背中を猛スピードで追いながら
昨日より今日できたことを自己承認することです。
つまり、理想を他者に設定しても、
成長は過去の自分と比較する。
それにより、全身している、成長している自分を
感じることができるので、よしもっと頑張るぞ!
という気になる。
問題を見ていると制限ばかりが見えてきます。
理想に焦点を向けると可能性が広がります。
今の状況に問題がたくさん見えるならば、
圧倒的ライバルを見ることで理想に焦点を合わせてみてください。
今、習慣化コンサルティングが100年貢献し続ける
会社になるために、新しい圧倒的ライバルがいます。
この圧倒的ライバルを見るとき、
目の前の課題や問題はとても小さくなります。
あなたにとって圧倒的ライバルは誰ですか?