習慣化コンサルタントの古川です。
人間関係の問題ってありますよね。
私自身もたくさんありました。
(というか、今でもあります)
イライラさせられること。
自主性がない
愛想が悪い
遅い
ミスが多い
悩んでばかりいる
行動しない
反論ばかりする
マナーを守らない
思いやりがない
これらの全ては、どう考えても相手が悪いとしか
見えないでしょう。
私が営業1年目、支配欲の強い上司は一挙手一投足
を指示する人でした。
今でいうパワハラ上司ともいうべき関西弁で
怒鳴り始めるのが日常。
激しい怒りと嫌悪感から、
私は1年目ながら毎日営業会議でケンカをしていました。
大っ嫌いで、転職して10年経っても思い出すだけで
頭にくるという状態でした。
しかし、この上司にここまで激しい嫌悪感を
抱かない部下もいました。
「あんな言い方しなくてもいいのにね。言ってることは間違ってないけどさー」
ぐらいに反応する人もいました。
私からすれば、
「いやいや、あいつは死刑にすべきでしょう」
というぐらいの猛烈な怒りなのに(笑)
なぜ、私はここまで激しい怒りを抱くのか?
それは自分の傷つきやすいパートが悲鳴を挙げているからです。
「傷ついたよー、あいつ許せないよー」と泣いているのです。
それを怒りとして反応する。
とても繊細で傷つきやすくて隠したいパートに
素手で触られている状態がこの怒りなのです。
では、傷つきやすいパートは何か?
「コントロールされたくない」
「自由であるべきだ」
自由を求めるということは、
「不自由さ」を許容できないということです。
考えてみれば、規律とかルールを守れとなると
異常に面倒になる。
特に手続きが複雑なものはイライラする。
これも「不自由さ」、「コントロール不能はものに対する恐れ」
なのですね。
支配されることへの怒りは、
支配されることへの恐れ。
自由裁量を奪われることそのものは、
人格侵害だと思うぐらいの価値ががあります。
「無力感」を味わいたくないのですね。
私は「無力さ」を受け入れられないのです。
しかし、これは滑稽です。
自然現象も人生のあらゆる出来事に対しても
できることは限られているはずです。
有力なことは一部。あとは無力さと共に
受容することが多いのですが、私はこの「無力さ」
を否定しているからこそ、必死に抵抗し、努力をしているのです。
でも、自分ではコントロールできないこと
を無力さが悲鳴を挙げない様にするためには、
理屈で「無力さ」を説得するのではなく、
そのまま受容してそれも自分の大切なチームメンバーだという
全体性が重要です。
この「無力さ」を受け入れて統合すれば、
あらゆる出来事からのストレスが軽減します。
もちろん、人間関係での異常なる怒りは
かなり軽減しました。
今なら落ち着いて、
「私はこういう理由から○○したいのだけど、○○さんの意図と
どこがずれていますか?」
と調整できるでしょう。
あなたが悲鳴を挙げているパートは何でしょうか?
人間関係において、何か起きたら
自分を見る習慣が重要です。
ニュートラルになっていくと、
ずいぶんと楽だし、人間関係でのこじれも
軽減します。
人間関係で問題が起きたら、自分を見る習慣!!
ぜひ、自己探求してください。