ごちゃごちゃ思考を整理する5つの技術(後半) | 人生を変える「習慣化」ブログ

人生を変える「習慣化」ブログ

習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

ごちゃごちゃ頭を整理する技術の
後半、技術3-5をご紹介します。


技術3.コントロールの不可を区別する
自分ができないこと、影響することが不可能なことに悩んでも解決の糸口は見えてきません。
無力感が高まるだけです。たとえば、景気や会社の方針に結果が出ない原因を求めても、
自分ではどうしようもありません。これは、あらゆるレベルで起きてきます。

代表例は、部下が育たない。部下を今すぐできる人に成長させることは不可能です。

できることが成長するために育成する自分のアプローチです。同じ教育をしても、
相手次第で結果は変わります。あなたの問題というより、その人の資質。
大切なことは、成長結果より、どのような教育をすれいいかに焦点を当てることです。
さらに成長しなければ結果が出ないというジレンマから脱出するために、マニュアルづくりや
テンプレート・ルールなど仕組みづくりで成果をカバーしているマネージャーもいます。

このように自分にできることに焦点を合わせ、できないことと区別することが重要です。


技術4.大きいものを小さく砕く
上司から新しい顧客を開拓するようにと言われた。しかし、自分は未経験。
どのように開拓すればいいかさっぱり分からない。
このような状況で立ち往生していると、先延ばしをして3ヶ月後、上司に「新規開拓進んでる?」と聴かれた時に「いえ、まだ忙しくて・・・」と回答し叱責を受けるはめになります。
ここでの問題は、新しい顧客を開拓するという内容は大きすぎて扱えないことです。

そこで、小さく砕くことを考えます。
新規顧客開拓をするためにやること
・どのような手順でやるのか経験者に3人聴く
・ターゲット顧客リストを1000件つくる
・電話アポをとるトークメモをつくる
・毎日電話を30件しアポをとる
・訪問してヒアリングをする
・提案書を書く
・注文を貰う
・納品する

というように、仮説でいいので書いてみます。
そうすると、まず経験者3人は誰に聴こうかと発想できます。
尾崎さん・影山さん・西田さんの3人かなと思ったら、
早速聴くことで次なるヒントが見えます。また、上記の仮説作業を見せてもいいでしょう。

経験者なら新しい観点をくれるかもしれません。
このようにして前に進めることが大切です。

キーワードは、お肉を食べたいときに『牛一頭』を連れて来られてもどうしようもない。
サイコロステーキのように小さくなっていれば対処できるということです。

技術5.分析をやめて解決へ行動化する
私たちが堂々巡りするのはずっと問題の分析ばかりをやっているときです。

残業が多いのはなぜか、環境要因もあれば社員の要因もある。
制度の問題が解決しなければ、生活残業で安住する人が出てくる。
そのためには制度変更が先かもしれない。

しかし、それはトップが考えることだから・・
と分析ばかりをして何も物事が進まないケースです。
こんなときは、解決志向で考えることが大切です。
専門用語ではソリューションフォーカスアプローチといいます。

問題の分析ではなく、解決策を一気に考えようという発想です。
つまり、残業が多い。減らすためどうすればいいか!と解決策を一気に発想するのです。
会議が多いので、制限時間を1時間にしたらどうか、社内メールは18時以降送れないよう
にしたらどうか、マネージャーが早く帰るようにしたら部下も帰れるから、
マネージャーは残業禁止はどうかと考えるのです。問題の分析をずっと続けていると
正解が出るまで対処ができません。さらに正解などないものなら早くやってしまった方が
最良のものもあります。
このように分析で堂々巡りしているならば、解決志向で発想することも時に必要です。

さて、いかがでしたでしょうか?
ぜひ、あなたの悩みに当てはめて、ノートに書いてみてください。
大切なことは書くことです。書くことで、二次元、三次元に思考は深まっていきます。