ごちゃごちゃ思考を整理する5つの技術(前半) | 人生を変える「習慣化」ブログ

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ごちゃごちゃ思考を整理する技術を
紹介します。

☆Aさんの悩み
今日も早起きができなかった。夜更かしして寝るの遅かった。
あー、一週間後のプレゼンは不安だなー。プレゼン苦手だからどうしよう。
上司からは、そんな中で新規顧客を開拓するようにと言われている。

人見知りになのに、新規顧客開拓なんて地獄だ。
部下は、成長しないから仕事を任せられる状態でもないし。
あと、残業削減プロジェクトも迷走していてほとんど進んでいない。
あー、訳が分からなくなってきた。今日も残業だ。。。


Aさんのような状況は誰しも起こりえることだと思います。
ここで重要なことは、思考がごちゃごちゃしていることです。
複雑な事象が絡み合っている問題を効果的に解決するには、
思考を因数分解することが重要です。

☆思考の因数分解5つのテクニック
思考を因数分解するのに5つの技術があります。

技術1.曖昧なものを具体化する
技術2.原因と結果を見抜く
技術3.コントロールの不可を区別する
技術4.大きいものを小さく砕く
技術5.分析をやめて解決へ行動化する


Aさんの悩みを適用しながら見ていきましょう。


技術1.曖昧なものを具体化する
曖昧な課題は、具体化することです。プレゼンが不安と言った時に、
「あー、嫌だ、不安だ」と嘆いていても前に進みません。堂々巡りです。
そんなときは不安という感情が何から起きているのかを具体化することが大切です。

ストーリー作り・資料作成・発表のいずれが不安なのか?
パーセンテージにしてみるといいでしょう。
発表が80%の不安ならば、準備の観点は発表です。
さらに発表の中でも何を恐れているのでしょうか?
「頭が真っ白になること」「質問回答に答えられない怖さ」
「役員が怒るのではないかという不安」など具体的に書き出してみましょう。


技術2.原因と結果を見抜く
全ての結果は、何らかの原因からもたらされています。
その原因は何か、さらにその原因は何かと考えていくことで、
複雑に絡み合った因果関係が分かります。
たとえば、私は拙著「早起きの技術」を書くにあたり、
早起きをするためにどうすればいいかを分析しました。

多くの早起きを指導することで分かってきたのか、
早起きは複雑な因果関係の結果だということです。

早く起きるためには、早く寝なければなりません。
そのためには、帰ってからの夜更かしをやめ、
付き合いの飲み会を制限する必要があります。
さらに残業を減らし、19時には会社を退社する習慣が必要・・・という具合です。
複雑な因果関係は、対処すべきポイントが重要です。

どこに対策を打つか、センターピンを探せれば少ない労力で大きな結果が出せます。
早起きの場合で言えば、「寝る時間を守る」ために「風呂に入る時間」を守るという具合に、
全体の循環が良くなるポイントがあります。


後半は次回ご紹介します。