習慣化コンサルタントの古川です。
私たちの生活の40%は習慣でできています。
だから、簡単な意思決定や行動はほとんどんが
無意識的に行われます。
一事が万事、パターンとは次のようなものです。
2年前、長野の上高地という森林を歩きに行きました。
東京を出るのが遅く、11時に出たので、到着したら15時過ぎ。
この時間から登るのかと散々言われたのですが、
「せっかく来たし!」と上高地に入ったのです。
そして、歩き始めて森林へ。
あたりがどんどん暗くなります。
誰も人がいない森林で薄暗くなっていく。。。
とてつもない恐怖。
しかも少し肌寒い。
このときは肝を冷やしました。
そして、薄暗いうちに何とか、近くのロッジに到着。
上高地は何度も来たことがあり、
ロッジまではあくまで道半ば。
ということで、さあ、もう一歩歩いてみよう!
あとは川沿いを歩くだけだから迷うことはないと
さらに先を目指したのです。
あたりが真っ暗になりました。
外は冷えます。
そんな中で川沿いは昼間と違って道が見えない。
さらに川沿いまでは良かったのですが、川から離れた道を
歩き始めると幽霊屋敷のような怖い家々が立ち並ぶのです。。。。
人っ子一人いない道。
もう小走りで道を急ぎました。
ようやく、河童橋という名所までついたものの、
待ち合わせていたタクシーがいない。
先は真っ暗闇で足元の見えない。
まさに肝試しをやっているような状態です。
このとき小走りに30分以上走ったのでヘトヘト。
あー、もういないかと思ったところ、遠くから車のライトが
見えてきて、私を拾ってくれました。
タクシー運転手さん曰く
「こんな暗闇を歩くなんて命知らずだねー。毎年何人も亡くなっているんだよ」
えーーー、そんなこと聞いてなかった。でも確かに朝は氷点下になるらしいし、
クマが出るらしいし。
改めて肝を冷やしました。
さて、「よし、もう一歩いける!」という判断は
挑戦としていい面もありますが、無理をしすぎてあとで首が回らなくなる
という大変さも何度も味わっています。
上高地のロッジでストップするか、もう一歩先を目指すかの
判断は、私の思考、行動パターンです。
自覚しておかないと、あまりにも自然にやりすぎてしまう。
意識していれば、重大な決断の場合、立ち止まって考えることができます。