仕事を変わるときに知っておくべき「組織の時間と金銭感覚」 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタントの古川です。


今日は、自分がどういう職場・職種を選ぶか
のフィルターの参考になればと思い書きます。


新規事業のフレームワークを提供している
早稲田大学の大江教授は、組織には固有の文化がある。


その観点は、


「時間感覚」

会社が業界には固有の「時間感覚」がある。
確かに、私が元々所属していた日立製作所の原子力などは
30年以上のサイクルで考えますが、ネットベンチャーなどは3ヶ月で事業が
どんどん変わっていきます。

スピードや変化、技術革新のペースが全く違います。
大江教授によれば、

「時間の感覚は事業によって、高速、中速、低速の3つに分けられる。
半導体などは技術革新が盛んで、2-3年の景色でがらっと変わってしまう
高速事業であり、鉄鋼などは低速事業である。」

リクルートという組織が鉄鋼業をやってもうまくいかない。
おそらくネット系がいいのでしょう。


「金銭感覚」
事業が違えば、1件あたり10万円から10億円以上の請求を出す。
使うお金、出るお金が全く違うので異文化なのだ。


これは、先行投資や決裁をするシステムも全て違います。
また営業体制も異なるでしょう。10万円なら個々の営業が最前線で決断するが、
10億円となると組織判断になります。

個人主義で動く営業のスターと集団主義でうごく営業のスターとは
資質やキャラクターが全く違います。




今回は、組織や職種が持つ、「時間と金銭感覚」の違いを見てきましたが、
私たちの中にも確実にこの感覚があります。


強みがシステムエンジニアだとしても、変化の激しさの面でついていけず、
やめていく人もいます。


大きな仕事をしたいからと、500万円が平均の受注の営業から
50億円の仕事の会社に転職しても満足いかないケースがあります。


これは、その裏にある時間と金銭感覚の違いのギャップ。


私も多いにこのフィルターは参考にしています。