習慣化コンサルタントの古川です。
ビジネス書を読んでいても
講演を聞いていても、
「あっ、それは知ってる」
と心の中でつぶやくこと、ありませんか?
私もあります。
「あー、またこれかー」「もうそれは知っている」
でもこの瞬間に自分に危険信号を出します。
なぜなら、分かっているけど、できていないから。
そして、もっと恐ろしいのは、
出来ていないことにさえ気づかないこと。
もっと新しい情報やメソッドがあればできるのに・・・
これは心理的には現状のままでいたい!という気持ちから生まれる言葉です。
よく、既に知っていることばかり書いていた。
目新しい情報はなかった!
とビジネス書の書評を書いているケースがあります。
著者は同じことでも、新鮮に受け止められるよう、書く必要は
あると思います。
しかし、このコメントをするケースは、
知ることが目的になっていて、実践するというところに立っていない!
ことが問題です。最も変われないパターン。
そしてその自覚が無い。
同じような本を何度も繰り返すように読むことになります。
そうではなく、また知っていることが出てきたら、
「おっ、何度も出てくるということは、出来ていないから目につくんだな。
あとこれが結局本質なのかもね」
と思えるようになったら、変化、成長への一歩を踏み出せます。
「あー、それは知っている!」
と思ったら、ちょっと安全領域に留まりたいという気持ちが
大きいのかもと思って立ち止まって考える必要があると思います。