習慣化コンサルタントの古川です。
昨日、鎌倉のあじさい寺こと、明月院に行ってきました。
とても奇麗なあじさい。見事でした!
私は観光先であまり写真を取りません。
なぜならば、写真を取るより脳にその映像や感覚を残すことに
観光の醍醐味があると思っているからです。
最低限の写真は取りますが、それでも本の数枚ぐらいです。
明月院では、800年以上前のやぐらがあり、その前に石畳があったので
じっと座ってやぐらを観察して、明月院のひんやりとした空気を味わっていたのですが、
観光客の人でやぐらをパシリと携帯写真をとり、その歴史を説明した立て札をパシリと
とったら、すぐに次に移っていく人がたくさんいるのです。
それはそれでいいのですが、観光の醍醐味は写真では味わえない五感の
感覚とそこから得られる感動だと思うのです。
これは、子どもの運動会にいって、ずっとカメラを回し続け、大切な瞬間の感動が
味わえないのと同じ。
カメラが簡単に撮影できるようになって、
私たちはその場から味わう、感じるという習慣をどんどん失っていくのではないかと
少し危惧しました。
何でも携帯写真を取ればまるでそれが永遠に保存できるかのように感じてしまうのは
実は怖いことだと思います。
写真で良ければ、ガイドブックでもいいのです。
視覚しか再現できません。
実物には視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚・第六感覚を含めて
大量の情報があり、それは見て、聞いて、味わうものがある。
その観光の醍醐味を忘れてしまうなと、自らも反省しようと思いました。
写真が趣味の私はもちろん、写真が反対ではないのですが、
味わう、感じるモードの時は、敢えて視覚情報を残そうとはしません。
明月院にいって、心が清められインスピレーションが湧いてきました。
これこそ、私の観光の醍醐味。