習慣化コンサルタントの古川です。
サンクコストという言葉を聞かれたことはありますか?
サンクコストとは、
既に支払ってしまってもう戻ってこない
費用・労力・時間のこと。
サンクコストの罠と言いますが、要するに
「もったいないから」とやり続けてしまうこと。
たとえば、
・食べ放題の店にいった。元を取らないとと思って食べ過ぎてしまう。
・映画館に入って30分見てつまらない映画だと分かりながら最後まで見てしまう。
・せっかく、40分も並んだのだからと、ギャレットポップコーンを5つも買って1万円以上使う。
・本当はもう読まなくてもいい本なのにお金を払って買ったから読まなくてはと義務感で読む。
・会員費を払ったからには得しなきゃとお店にいって割引価格で多くの服を買ってしまう。
・割り勘負けするのは損だと、飲み会で食べ過ぎ・飲み過ぎてしまう。
・ここまで英語の勉強に100時間かけたのだから今更やめられない。
他に勉強したほうがいいことがあるのに。
・ギャンブルでも既に負けが込んでいても何とか取り返すまでやり続ける。
・TSUTAYAのDVDレンタルを見切っていないからと、粘って結局延長料金を払うことになる。
さらに夜更かしして辛いのに強引に映画を見てしまう。
このように、時間、お金、努力を支払ったのでそれに見合う対価を手に入れたいと思うのです。
人は「損した」という気分を味わいたくない。
本当は、もう目的から考えたらやめた方がいいのに、ついやってしまうこと
ありませんか?
このサンクコストの罠の心理(損したくない)という気持ちをコントロールすること
は人生でとても大きな利益があります。
時間とお金と情熱をどこに傾けるかで、人生と仕事は変わるからです。
もったいないという心理を乗り越えるとシンプルに目的志向で生きられます。
そのためには、「損切り」のトレーニングをすることをお勧めします。
たとえば、
・映画を見る。でもつまらないと思ったら途中で出る。
・今まで時間をかけてやってきたけど、目的に合わないと思うことをやめる。
・未読本で読みたいとワクワクしなくなったもの10冊を今すぐ捨てる。
・ご飯を腹八分目で残す。
・買って好みに合わない洋服を思い切って捨てる。
このように、サンクコストの罠にハマっているなと思ったら
すぐに損切りする!
これを訓練すると、最適な選択ができるようになります。
ちょっと意識してトレーニングしてみてください!