高齢化社会は、当然のごとく医療費を押し上げる。
いつものことだが、医療費を抑制するためには
薬価の引き下げと医薬品をOTC薬へスイッチし
何とかバランスを取ろうとし改正する。
だが、日本医師会は技術料をアップすることを
要求するためなかなか抑制にはならない。
厚生労働省は、医療検査薬の市販を拡大する
ということを推進している。
大腸がん、尿路結石、排卵日などの検査薬を
薬局やドラッグストアで購入できるようにしてきた。
すなわち、医師の処方箋なしで個人が購入できる
仕組み。
尿路結石や大腸がんは早期発見が謳い文句で
あるが、要は検査代を個人に負担してもらう
算段である。
排卵日を調べる検査薬は、不妊で悩む夫婦にとって
妊娠し易い日を把握しやすくなる。
夫婦間で何とか上手く妊娠すればよいこと。
これとは違うが病名改正が行われた。
日本精神神経学会が5月28日に発表したもの。
確かにその方が良いと思えるものあるが
違和感のあるものある。
特に、アルコール依存症をアルコール使用障害と
変更したというが不自然だ。
アルコールを使用して障害を持つ訳ではない。
あくまで飲酒によるもの。飲むことを使用とは
言わないだろう。単に飲酒障害でも良いのでは?
「おーい、今日使用に行かないか?」なんて
誘われても何のことか判らない。
その他の改正については次の通り。
性同一性障害→性別違和
神経性無食欲症(拒食症)→神経性やせがた
解離性同一性障害(多重人格)→解離性同一症
注意欠如・多動性障害(ADHD)→注意欠陥・多動症
アスペルガー症候群、自閉症→自閉スペクトラム症
言語障害→言語症 など。
これらの改名は覚えておかなければならない。
仕事の現場で、このような人のカウンセリングを
受けることがあるからだ。
薬価や病名などを変えることは、レセプトの記入も変わる。
変更するために人件費もかかる。
何かをやれば、喜ぶ事業者と迷惑な利者が出てくる。
世の中はそんな改正で成り立っているのかも知れない。
就職塾 加藤 敏明
キャリア&メンタルカウンセリング
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