親しい関係の知人の話。
彼との話しの流れから出てきたこと。
昨年、サイレントキラーと言われる癌により
突然奥さんが他界してしまった。
別件で入院して発覚。
余命１カ月との診断だったが
４日しか持たなかった。
それまで家事についてはお任せで
包丁を持ったこともなかったと言う。
喪失感が強かったが１年過ぎてかなり
気持ちも整理できたようである。
１人で食事処に入るのが苦手なため
いつも弁当を買って帰って食べているのだと。
偶には野菜炒めでも作ろうと挑戦したそうだ。
野菜を刻んでいた時まな板が急に赤く染まり
自分の右手の指を切ってしまったことに
気づいたと言う。
しかし、包丁は右手にもっていた。
だから本来なら右手の指を切ることは
考えられない。
「もしかして不器用？」と訊くと直ぐに反論された。
「昔から器用で細かいことが得意だった！」とのこと。
「でも、野菜を切って指を切るぐらいだからなぁ」と、
笑いながら話しは続いていった。
他愛も無い話しではあったが、
別の知人にこの話しをすると、
「その人はずば抜けて器用ですよ！」と。
？・・・そう言われてみると確かに。
器用でなければ包容を持った手の右指を
切るようなことは出来ない。
妙に説得力ある意見に感心し、
また、頭の軟らかさにも感心した。
ある人から指摘され気づいたと、
彼に会ったとき素直に謝らなければ・・・。
月末にまた会うので、どんな反応を示すか
楽しみになってきた。
就職塾 加藤 敏明
キャリアカウンセリング
メンタルカウンセリングご希望の方はお申込み下さい。
メンタルヘルスセミナーも対応致します。
mail:info@syusyokujyuku.com
●知人が開発した不思議な癒しをもった凧を紹介します。
子供にも安全。室内でも揺らぎますのでご覧下さい。
<font size="4">http://www.scn-net.ne.jp/~hassoo/-