皇居東御苑は、東京都千代田区千代田にあり、大手門は、地下鉄各線の大手町駅から徒歩約5分で行けます。

 旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので、1968年から公開されています。

 21万平方メートルにも及ぶ広大な土地には多くの史跡が残り、季節の草花が咲き誇ります。

 大手門のほか、平川門、北桔橋門からも出入り可能で、入園無料です。入園の際、手荷物検査があります。

 私が行ったのは、2023年10月3日で平日でしたが、多くが海外から来た方々でした。

 

 参勤交代の際に諸大名が登城したのが、江戸城の正門として使われていた大手門です。

 大手門を抜けると、左手に「三の丸尚蔵館」があります。

 この「三の丸尚蔵館」には無料で入館することができ、館内には皇室に受け継がれてきた絵画や書、工芸品などが展示されているはずなのですが、新施設への移行工事中で、見ることはできませんでした。

 

 次に進むと見えてくるのが「同心番所」と「百人番所」です。

 番所とは警備を行う検問所のような場所を指し、皇居東御苑には「同心番所」と「百人番所」のほか「大番所」の3つの詰所が残されており、中には入れませんが、外から建物を眺められました。

 さらに進んだ先にあるのが「二の丸休憩所」で、右手に進むと視界に広がるのは「二の丸庭園」。

 ここは、江戸時代を代表する作庭家の小堀遠州作の庭絵図面をもとに復元した回遊式庭園です。

 

 諏訪の茶屋の建物も見ることができます。そして汐見坂を上って「大奥跡」と「江戸城本丸跡」が大芝生となって広がっています。

 大きな火災に見舞われた江戸城は残念ながら再建されていないものの、復元模型を近くの「本丸休憩所増築棟」で観覧することが可能です。

 「江戸城跡」の北に位置するのは、江戸城の中枢に建築された天守の土台として築かれた「天守台」。

 この「天守台」は日本最高といわれる高さ51mの江戸城の天守を支え、現在は東西約41m、南北約45m、高さ11mの石積みが残されています。

 「天守台」は解放されており、上まで登って景色を眺めることもできました。

 「富士見櫓」は「江戸城跡」南に位置する、江戸城の史跡として唯一残る高さ約16メートルの三重櫓として知られています。

 2016年より櫓前の広場が整備されたことにより、中には入れませんが、より間近で鑑賞することができるようになりました。

 園内にはそれ以外にも当時武器や文書の倉庫として使われていた「富士見他聞」など旧江戸城を偲ばせる建物、遺構を見ることができます。ここは、中に入ることができました。

 

 皇居西側には、もちろん入れませんが、新年一般参賀と天皇誕生日一般参賀で、天皇皇后両陛下始め皇族方のお出ましになり、宮殿東庭における参賀が可能です。

 また、2014年に上皇陛下の傘寿を記念して春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に皇居乾通り一般公開が実施されてきました。

 桜の時期の皇居乾通り一般公開には、1度だけ行ったことがあります。

 普通の花見と違って、何か有難い気持ちで、サクラを鑑賞することができました。

 平和な時代の日本に生まれてきて、幸せだなと感じるひと時でした。

 

 日本に生まれたことに感謝して幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年3月26日の生活記録」