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この話は、高校時代の女子バスケットボール部のムギの結婚式という、ごくごく内輪のできごとについてシリーズで書くという、とんでもなく個人的なブログです。

 

女バスのムギの結婚式でした① ~ムギという人物~

女バスのムギの結婚式でした② ~余興の準備1~

女バスのムギの結婚式でした③ ~余興の準備その2~

女バスのムギの結婚式でした④~式本番のはなし~

女バスのムギの結婚式でした⑤~式、そして披露宴へ~

女バスのムギの結婚式でした⑥~2人の決断~

女バスのムギの結婚式でした⑦~圧巻のパフォーマンス~

女バスのムギの結婚式でした⑧~余興と披露宴の終わり~

女バスのムギの結婚式でした⑨~お母さんからの手紙~

 

☆新婦はムギコ(※本名)、新郎は小野妹子(※仮名)ですすめています。

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「ここでもう1つサプライズで見てもらいたいものがあります」と言って

 

スクリーンに映し出されたのは・・・

 

 

「ムギちゃん、結婚おめでとう」

 

 

ムギ:えっ・・・・・!?

 

 

「××保育園園長、××です^^」

 

 

ムギ:ええーー!!

 

 

約30年前、ムギが通っていた保育園の園長先生からのメッセージでした。

 

 

そして

 

 

「ムギ!結婚おめでとう!」

 

 

ムギ:ええーーーーーー!!

 

 

ムギの通っていた中学校の教室にて、ムギの元担任の先生が2人に、バスケ部の顧問の先生からのメッセージ。(※小野は中学時代からの知り合いでもなんでもないです)

 

 

女の先生:ムギちゃん結婚おめでとう。今の××中は、ムギちゃんがいた頃と随分変わりました。今観てもらったらきっとびっくりすると思います。まず、チャイムが鳴ったらみんな席についています(笑)

 

 

中学が荒れてた時代です。

 

 

女の先生:すごく落ち着いて、よくなったんですが・・・・あの頃の君たちの、やんちゃさというか、パワフルさが足りないなあと。今になって、あの大変だった頃がとても懐かしく思えます。また遊びに来て下さいね。

 

男の先生:え、これドッキリとかちゃうやんな?笑  ムギが、「××先生ーー!!聞いてや!!結婚すんねんーー!!」と言い、横でお母さんが「××先生!!ムギな、結婚すんねん!!」と言い、その2人の横で、ひかりが「また言うてるわこの2人・・・」と、呆れた目で見ている姿が目に浮かびます。

 

・・・・・

 

何がすごいって

 

みんながムギのことをこれだけ覚えてるってことやわ。

 

仮にもし私の友達が私の中学時代の担任の先生にインタビューしてくれたとしたら、名前さえも覚えてないと思う。(正味、高校ですら危うい)

 

 

そして

 

 

「ムギちゃん結婚おめでとう!」

 

 

ムギ:ええーーーー(涙)

 

 

今の職場の人たち。3年間一緒に寮を持たせてもらった、大好きな家族だそうです。

 

 

メッセージが終わると、「愛をこめて花束を」の音楽がかかりました。

 

画面に小野が登場

 

 

無言でどこかに歩いていく小野・・・

 

 

 

たどりついた先は・・・・・・

 

 

病院?

 

 

ムギ:うそ・・・・

 

 

『××総合病院』と書かれた看板を笑顔で指さす小野。

 

そこはムギが産まれた病院でした

 

 

そして画面が代わり、また歩いていく小野

 

 

ある建物の前にとまり、指差します。

 

 

ムギ:うそやん・・・!!(笑)

 

 

ムギが産まれた時に住んでいたアパートです。

 

 

また歩いていき・・・

 

今度はムギの通っていた保育園の看板を指さす小野

 

 

そのあと、ムギの通っていた小学校の門の前で笑顔で指さす小野。

 

 

そして・・・・

 

 

駅のホームで、なにやら切符を買って地図を広げる小野と

 

ムギのお母さん。

 

 

ムギ&会場:えええーーーーーーーー!!(二人旅ーー!?)

 

 

改札を通り・・・

 

 

(ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・・)

 

 

ムギ&会場:えええええーーーーー!!!

 

 

なんと新幹線の車内が。

 

 

新幹線は駅に着き、指差した先は・・・

 

 

『東京』

 

 

なんかもう、勝手に涙があふれてきた。

 

 

小野はまた歩いていき

 

ムギが小4の時に住んでいた東京のマンションに。

 

 

そして

 

東京でムギが通っていた小学校に。

 

 

ムギも女バスも、驚きのあまり涙が勝手にポロポロ溢れて止まらず。

 

 

途中、駄菓子屋さんに立ち寄り、両手にムギチョコをつかんで微笑む小野。(みんな爆笑)

 

 

大阪に戻り・・・

 

 

ムギの中学校で指さすシーンを経て

 

 

ついに我が母校にたどり着きました。

懐かしい・・・(写真はHPのものです)

 

 

そこで終わりかと思ったら

 

走って門から中に入ってゆく小野。

 

 

入れるん!?とびっくりしていたら、バスケ部が練習している体育館に

 

 

懐かしさにまたボロ泣き。

 

 

そのあとムギの通っていた大学に。

 

 

誰か1人を驚かせ、喜ばせるために、こんなに走り回ってくれる人がいるなんて。

 

 

画面がまた、ムギが産まれた病院に戻りました。

 

 

そこで看護師さんから花束を受け取る小野。

 

 

そして

 

 

ムギの小学校の前に置いてある花束を拾う小野。

 

それから東京のマンション

 

東京の小学校

 

中学校の先生に花束を渡される小野。

 

高校では、体育館の扉に花があり

 

あの浦田先生の基地、体育教官室から出てくる小野。

 

大学で花束を拾う小野。

 

 

それらの花束を1つ1つ集めて、大きい花束を製作しているシーンになり

 

 

出来上がった花束を抱えて、夜道をどこかに歩いていきました。

 

 

 

そして

 

 

 

二次会会場の扉がうつりました。

 

 

 

そこでムービーは終わり

 

 

二次会会場の扉がバーンと開き(会場:キャーーーーーーーーーーー)

 

 

その花束を抱えた小野が歩いてきて、ムギの前に。

 

 

ムギはめちゃくちゃ泣いていました。

 

 

花束を渡し・・・

 

 

小野:このムービーを撮って帰ってきた日は、いつもムギに怒られてました。

 

 

みんな爆笑。特に東京に行った日は帰りが遅すぎて浮気を疑われ、大変だったそうです。

 

 

サプライズが終わってムギから感想をもらい

 

そこで二人はキスを・・・

 

したっけ?え、これ私の妄想?(ぇえーどこ忘れんねん)

 

 

最後の挨拶。

 

 

小野:本日は私たち2人のためにお集まりいただき、ありがとうございました。

 

小野:えー、ちょっと2点ほど連絡事項がございます。

 

 

先生か。(先生や)

 

 

そこで披露宴に出てない人に向けて、自分は仕事を辞めるということ、そして、ムギのお腹に赤ちゃんがいることをはなし、みんな拍手に包まれて二次会は終わりました。

 

 

歳を重ねて色々な経験をすると

 

ただまっすぐに物事を受け取ったり、感動したりはなかなかできないじゃないですか。

 

いいことがあれば不安になるし、誰かの幸せにもやもやするし、ふと冷めている自分に気づいて自己嫌悪に陥る。

 

みんなそれぞれに抱えている問題があって、色々しんどいことがあるなかで

 

今日のこの1日は、色んな人から色んな人への感謝と優しさに溢れた、本当に幸せな日で。

 

みんなで泣いて笑って、曇りなくムギの幸せを願っていて

 

それで何がどうなるわけでもないんですが

 

もっと優しくなろうとか、親に、夫に感謝しようとか、誠実に仕事をしようとか、子どもの前でもっと笑ってなあかんなとか、もうちょっと頑張ろうとか、色んなことを思った日でした。

 

 

帰ったらまた、魔法が解けたかのように、いつもの日常を生きるのみ。

 

 

でもこの日常こそが人生のすべてで

 

たぶん、一番大事にすべきものなんやろう。

 

 

 

ムギ、結婚おめでとう。

 

いつまでも、仲良くね。

 

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はい

 

本当に長い時間、この「他人の友達の結婚式」というとんでもなく内輪ネタの話で幸せの押し売りをしていましたが

 

読んで下さったり、優しいコメント、温かいコメントをくださった方、本当にありがとうございました。

 

また親族の皆様におかれましても(式辞か。今から乾杯か)、色々ご協力いただきありがとうございました。

 

ということで、また次回から通常運転に戻ります。(タカラッタ)※和太鼓の枠をたたきながら

 

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最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。

 

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