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4月7日新刊を発売しました。

 

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syunkonカフェごはん(6) [ 山本ゆり ]
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先日から、高校時代の女子バスケットボール部のムギの結婚式というめちゃめちゃ内輪のできごとについて書いております。

 

女バスのムギの結婚式でした① ~ムギという人物~

女バスのムギの結婚式でした② ~余興の準備1~

女バスのムギの結婚式でした③ ~余興の準備その2~

 

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そんなこんなで結婚式当日に。

 

夫は仕事で出ているので、朝から車でアミとナミを実家に預けにいき、戻ってから準備をするという流れで。絶対に髪の毛をセットする時間はないであろうと判断し、数日前に髪の毛を切り落としました。ロングからショートに。(究極か)

 

 

そして朝、みんなでLINEでやりとりをしていました。

 

 

山本:この数週間で急激に老けてシワまみれやけど気にせんといてな・・・

 

かじ:あたしも右鼻の下に大きい吹き出物育ててるけど、気にせんといて・・・

 

ゆみ:指むくみすぎて結婚指輪入らんかった!笑 しもやけー

 

かっちー:吹田で人身事故や!えーん電車止まっとるーアセアセ

 

さち:招待状忘れたから誰か連れて行ってー!

 

山本:人身事故で亀のようなスピードで動いてる新快速。降りて走った方が早い。

 

さち:思ったより寒いからルクアイーレでストールないか見てるー!

 

かっちー:緊張のせいかお腹痛くてトイレおる・・・

 

みんな:かっちー大丈夫ー!?!?

 

 

ほんの一部の会話ですが(この5倍はLINEしてる)当日に全員バタバタで集合時間がどんどんずれていくのは女バスの名物です。途中で「現地集合やんな?」「え!梅田集合気分やった!」とか言いだすぐらい、常にフンワリした意思疎通のもと行動してる。

 

なんとかみんなそろって式場に到着。

 

めちゃくちゃ素敵なウェルカムボードが迎えてくれました。

天才画伯、女バスのあずさ先輩作です。

 

小野の本名隠してるけど、顔そっくりやから身バレ同然やわ。

 

もうまさにこんな感じの2人なんです。ニッコリと歯で帽子。(説明粗すぎるやろ)

 

 

待合室にはもうたくさん人が集まっていました。

 

ほとんどが職場関係の中、あやか(⇒☆☆☆)とゆみちゃんとゆき(高校からの友達)を発見。

 

あやか:ゆり!!

 

ゆみちゃん:髪切ってるやん!!!

 

ゆき:ほんまや!!めっちゃショート!!!

 

山本:せやねん。今日セットする時間ないからもう切ってん。

 

3人:(ファーーー!!!)※引き笑いで爆笑

 

どんだけと笑うねんというほどに笑われた。そんなやつおらんやろと。(ここにいるよ  feat.青山テルマ)

 

 

みんなでこそっと余興の歌の練習をし、チャペルに移動。一番後ろの席に座りました。

 

めっちゃ綺麗なチャペルで興奮していたら、しばらくすると、後ろにムギのお母さんが。

みんな:おばちゃーーーーん!!!

 

 

さち:あかん、おばちゃん見たら・・・(涙)

 

 

すでに泣きだすさちこ。

 

 

さち:あかんねん、私おばちゃん見ると自分の時を思い出して・・・かじの時もおばちゃん見てあかんかったもん(涙)

 

 

そして、挙式が始まりました。

 

 

まずは新郎が入場。

 

 

バージンロードを歩いてるだけで色んなところから温かい笑いがおきてて、その時点で小野がいい人なのがわかった。

 

 

曲が「The Rose」に変わり・・・・

 

 

(ドキドキ・・・)

 

 

扉が開き、ムギが入場しました。

 

ムギ・・・・

 

お父さんと一緒に入ってきたムギは、ほんまにほんまに綺麗で、可愛くて、幸せそうで

 

お母さんにベールをかぶせられて

 

ニコニコ笑いながらも、泣いていて。

その顔を見ただけでポロポロ涙が出てきて

 

周りを見たらやっぱりみんな泣いてました。

 

そしてお父さんと一緒に新郎のもとに歩いていきました。

結婚式のこの、お母さんの前から去る時と、お父さんの手から新郎の手に渡る時

 

別に親でもないのに勝手にすごいさみしくなるわ。行かんといて・・・ってなる。

 

 

そこで指輪の交換・・・

 

 

かと思ったら

 

 

司会の方:小野さんのエピソードは、1985年、11月14日に始まります。

 

 

めちゃくちゃ優しい聖母のような声とトーンで

 

小野が産まれた時、お母さんとお父さんがどんなふうに感じたかを語り始めました。

 

え、こんなん絶対泣くやん。やめてよ。

 

隋に派遣されて船で戻ってくる最中に手紙を失くしてしまった時のことなんて涙なしには聞かれへんやろ。(ほんまの小野妹子やないか)

 

 

司会の方:ムギ子さんのエピソードは、1986年、8月4日に始まります。

 

(私が覚えてる範囲なので実際もっと長いんですが)

 

お母様は、ムギ子さんが産まれた時

 

それはもう、可愛くて、可愛くて、可愛くて・・・

 

やっと会えたね

 

という気持ちだったそうです。

 

 

お父様は、ムギ子さんが産まれた時、あまりにも小さくて

 

抱っこすると、壊れてしまいそうで

 

ただ ただ 見つめていたそうです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

会場じゅうからすすりなく声。

 

 

私がアミ(上の娘)を出産した日のことなんですが

 

みんなが帰って、赤ちゃんと2人で病院に残された夜

 

幸せとか、可愛いとか、そんな母性のようなものがまったく溢れてこず

 

ただ、この目も合わない小さい人間をこれから育てていけるかの不安と、死なせてしまうかもしれない恐怖に押しつぶされて病院で大泣きしていたんですね。

 

そしてなぜか、ムギのおばちゃんにメールをしたんです。

 

そしたらおばちゃんから、ムギが産まれた時はなあ・・・という長いメールがきて。

 

 

出産のときは「痛いー!帰るー!」と叫び、暴れ、看護師さんに「母親やねんからしっかりしなさい!!」と怒られたりして本当に迷惑な妊婦だったこと

 

ムギが産まれて落ち着いたら、可愛くて、可愛くて、可愛くて、こんなに可愛いものがこの世にいるのかと思ったこと

 

でもすべてに神経質になってしまって、ムギにほんのちょっと何かあっただけで大騒ぎして、テンパっていたこと

 

そんなすぐに母親になれるわけないから大丈夫

 

でも、ゆりが産んだその子はすぐに可愛くてたまらない一生の宝物になるよ

 

 

みたいな内容だったんですが、このメールのやりとりのことを、「可愛くて 可愛くて 可愛くて・・・」で突然思い出しました。

 

普段全然そんなふうに見えないさっぱりした親子やけど、いつ誰に聞かれてもその言葉が出てくるぐらい、本当におばちゃんにとってムギは可愛くて可愛くてたまらない存在やったんやなあ・・・とか

 

自分は娘に対して叱って、いや怒ってばっかりで、本当にただ可愛くてたまらない存在なのに、それは伝わっているだろうかとか、色々考えたらまた泣けてきた。

 

なにこれ既に披露宴後半のノリやねんけど。そろそろ「愛をこめて花束を」とか「糸」あたりが流れてきそう。

 

 

続きます。

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