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先日から、高校時代の女子バスケットボール部のムギの結婚式という、ごくごく内輪のできごとについてシリーズで書くという、とんでもなく個人的なブログをお送りしています。

 

女バスのムギの結婚式でした① ~ムギという人物~

女バスのムギの結婚式でした② ~余興の準備1~

女バスのムギの結婚式でした③ ~余興の準備その2~

女バスのムギの結婚式でした④~式本番のはなし~

女バスのムギの結婚式でした⑤~式、そして披露宴へ~

女バスのムギの結婚式でした⑥~2人の決断~

女バスのムギの結婚式でした⑦~圧巻のパフォーマンス~

 

☆新婦はムギコ(※本名)、新郎は小野妹子(※仮名)ですすめています。

 

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余興の本番直前、約13年ぶりに、いつも試合前にしていた円陣を組みました。

 

 

テーブルの真ん中に手を重ね、かじの「1、2、3!」の号令のもと、「せーー!!!」

 

と声を出した時

 

さち:待って、私まったく緊張してなかったのに、めっちゃ緊張してきてんけど!(笑)今から試合が始まる感覚。

 

かじ:ほんまに!(笑)いきなり緊張してきた!!

 

ゆみ:やばい!(笑)今から試合や!!

 

かっちー:あかんなこれ!(笑)すごい!試合前や・・・

 

山本:刷り込みって怖い!

 

 

これは衝撃でした。

 

「せー!!」と声に出した瞬間、みんなを送り出してベンチに戻ってドキドキしながら試合を観るあの緊張感が完全によみがえった。(補欠) 

 

司会の方の紹介のもと、かっちーはピアノに座り、みんなで並んで前に。

 

天井からスクリーンが降りてきて、メッセージビデオが始まりました。

 

「ムギー!!結婚おめでとうーー!!」

 

スタムダンクのエンディング曲、ZARDの「マイフレンド」をバックに、高校時代の友達からひとりひとりおめでとうのメッセージ。

 

合わせるとこんなん。

ムギは「ええーーー!!」「××やん!!」「嘘やん!!」などなど、新婦として花丸のリアクションで観てくれました。

 

あの日、泣きながら撮った家族からのメッセージ。

ムギ、結婚おめでとう、いつまでも、仲良くね。

 

 

そして

 

 

「ムギ、結婚おめでとうございます。」

 

 

恩師、浦田先生がスクリーンに映し出された瞬間

 

 

ムギ涙

 

 

なんなんやろなほんまに。本当に存在だけで泣ける人です。

 

 

浦田先生:君は、非常に面倒見がよくて、気配りができて。

 

ただし、テンパッてしまうと

 

何を言っているのか、何をしゃべっているのか全くわからなくなってしまって。

 

 

(みんな爆笑。ムギも泣きながらうなずきながら爆笑)

 

 

浦田先生:持久走、体育の授業、部活動では、本当に毎日汗まみれになりながら、諦めることなく走り続けてた姿を思い出します。

 

・・・・・

 

もうこの持久走という響きだけで白飯3杯残せるわ。

 

冬の地獄のイベント、学年の全員の1kmと3kmのタイムが張り出される持久走。

 

たかが体育の授業にも関わらず、1年間の走り込みの努力の結果がはっきりと見えるこの持久走で、もしもバスケ部が上位に入っていなかったらというプレッシャーは半端なく、授業の前にはみんなよく腹痛になってました。(走ってる途中に体育館から浦田先生が腕を組んでこちらを見下ろしているのが見えた瞬間、動揺でペースが乱れる)


そしていつもムギが女バスで一番で。

 

浦田先生の話を聞くと

 

高校時代の吐きそうな練習、死ぬほど笑い転げていた毎日

 

長い長い外周、暑い夏の外練、雨の日の筋トレ、寒い冬のマラソン、きつくて泣いた合宿、毎日の早弁、悔しくて泣き崩れた先輩の引退試合、ドリブルの音、バッシュが床をすれる音、体育館の熱気、掛け声、フットワーク、スリーメン・・・

 

色んな事が思い出されて、懐かしくて、切なくなってくる。私なんぞ試合すら出てないくせに。

 

 

そこから3分間の先生のメッセージを、ムギは泣きながら聴いていました。

 

先生の話が終わり

 

『この曲は、私たちの想い出の曲です。聴いてください』

 

と画面にテロップが入ったタイミングで

 

ポロンポロンと流れるようなピアノの音で、kiroroのベストフレンドの前奏がかかりました。

 

いや、かかったんじゃない、かっちーが今弾いてるんやった・・・・

 

と思った瞬間、涙が溢れてきた。

 

 

『ベストフレンド 

むぎと一緒に泣いたり笑ったり

 

たくさんの想い出が 宝物だから

幸せに溢れたこの瞬間が 私たちへのプレゼント

 

むぎの存在が周りを キラキラ明るくして 力をくれる

 

これから始まる新しい生活 うちらはいつでも 応援してる

 

何かあったらどこでも駆けつける 何年たっても変わらないから

 

 

ムギの笑顔が みんなを笑顔にする

 

ありがとう 大好き ベストフレンド

 

ずっとずっとずっと ベストフレンド』

ムギも泣いてるし、みんな涙目やし

 

なによりかっちーのピアノが完璧すぎて。


あんまり泣くといい大人がみっともないかもと、できる限り耐えたけど

 

声を出したら耐えていたものが決壊しそうでほとんど歌えず、みんなが歌っているのを泣きながら聴いていました。

 

 

この素敵なベストフレンドの歌詞、ほとんど全部かっちーが考えてくれたんですね。(ごく一部私とかじ)

 

最初歌詞をみたときのみんな

 

 

「めっちゃいい!!」「もう泣きそう・・・」「かっちーすごい!」

 

 

それぞれ家で歌ってみたときの反応

 

 

(どうやってもおさまらない・・・・・!!!)

 

 

元の歌詞:もう大丈夫心配ないと 泣きそうな私のそばで

 

ムギと一緒に泣いたり笑ったり たくさんの想い出が宝物だから

 

 

元の歌詞:いつもかわらない笑顔で ささやいてくれた

 

幸せに溢れたこの瞬間が 私たちへのプレゼント

 

 

文字数の違いがすごい・・・・!!!

 

 

その後かっちーにお手本で歌った動画を撮って送ってもらったところ、完璧におさまっていて「天才か!!」となったんですけどね。(色んな所でタタタタタタタターンと走ってギュッ!!と詰める)

 

 

歌い終わり・・・

 

ピアノの伴奏が、アラジンのホールニューワールドに変わりました。

 

 

サプライズで用意していた花束を受け取り、小野へ。

 

小野はその場でムギに花束を渡し、すごく素敵な言葉を言ってくれて

 

温かい拍手の中、余興は終わりました。

 

(終わってからテーブルに来てくれたひかりちゃん:確認したいねんけど、ゆりちゃんは、みんなを見守るっていう役やったん?)

 

 

感動が続いた状態のまま、ムギからご両親への手紙の時間になりました。

 

「お父さんへ」

 

手紙の内容は詳しくは書きませんが

 

お父さんには、いつも家族のために働いてくれたことや、色んなところに連れて行ってくれたこと

 

実は数年前、ムギのお父さんは大きな病気をしたんですが

 

その大病から回復し、コーラスなど趣味や人生を楽しんでいる姿をみると、本当に嬉しいということ

 

「お母さんへ

 

今の私の90%はあなたの性格を受け継いでいると思います。」

 

会場爆笑。

 

「落ち着きのなさ、すぐに感動して泣くところ、誰にでも話しかけるところ・・・・」

 

「突然友達の前に表れては、嵐のようにしゃべって去っていくお母さん・・・」

 

その後


反抗期には何を言われてもそっけない態度で、悲しい思いをさせてしまったこと

 

いつも味方になってくれたこと

 

「あんたらは周りに育ててもらった」といつも言われていたけど、2人のもとに生まれてきてよかったということ。

 

そして、ひかりちゃんが妹で本当によかったということ。

 

・・・・・・

 

めちゃくちゃ涙もろいムギですが、こういう場面では泣いてぐちゃぐちゃにならず、しっかりと最後まで読むところにムギのムギらしさを感じて。そこにも胸が熱くなりました。(そしてムギにさえも反抗期があったんなら、自分の娘にいつか冷たい態度をとられても大丈夫かもしれないと思えた)

 

手紙が終わり、ご両親に記念品で写真立てを渡し、最後の挨拶に。

 

新郎のお父さんからのご挨拶だったんですが

 

ムギ、小野、お互いのご両親、6人とも泣いていて、会場じゅうが温かい雰囲気で

 

本当に素敵な家族同士が巡り合ったんだなあと思いました。

 

 

最後に新郎、小野からの挨拶がありました。

 

「本日はお忙しい中、私たち二人のためにお集まりくださってありがとうございました」

 

「最後に1つご報告がございます」

 

 

ムギのお腹に赤ちゃんを授かったことを伝え

 

拍手に包まれて、披露宴が終わりました。

ムギ結婚おめでとう。めちゃくちゃ楽しかったです。

 

 

 

 

今までで一番長い、8回にもわたってシリーズで書いてきたんですが

 

 

実はここで終わりではなく。

 

 

すみません

 

次回、笑いとサプライズに包まれた二次会編だけお送りさせてください!(あとほんと1〜2話で終わります。途中でお食事も挟みますので)

 

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