令和6年7月7日
さて、前日はやまとのボードゲーム会でしたが、本日はゲームの予定は立たず。日中は家のことでバタバタしてはいたものの、夜に少し時間が取れたのでこちらのタイトルをソロプレイです。
☆ディスコルディア
○概要
作者:BerndEisenstein
対象年齢:12歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:70分程度
ローマ帝国の総督として担当する都市の発展を目指すボードゲームです。
①ラウンドの最初にスタートプレイヤーがダイスを振ります。
②スタートプレイヤーはそのうちのひとつを選び、出目に応じたアクションエリアでアクションをひとつ実行します。
③アクションには、ワーカーの配置、星の獲得、技術発展、タイルの獲得などがあります。
④選択したダイスに対応する建物タイルを所持していると、ワーカーを配置することができます。
⑤スタートプレイヤー以外のプレイヤーは、スタートプレイヤーが選ばなかったダイスを選択して同様のアクションを行います。
⑥全員が手番を行うと再びダイスを振ってドラフトを行います。
⑦5回の手番を終えると冬となります。インフラの状況に応じて人数が増となります。
⑧これらを繰り返し4ラウンド目終了時に最もワーカー人数が少ないか、もしくは最初にワーカーを0にしたプレイヤーの勝利となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。手前の個人ボードの左半分は目標達成や技術開発でボーナスを獲得するスペース、右側は建物タイルなどを配置しそこにワーカーを配置していくスペースとなります。
ソロプレイの場合、仮想プレイヤーがダイスやボーナスとなるタイルなどを喪失させる妨害があり、最終的な目標はワーカーを手元から無くすこととなります。
1ラウンド目終了時ですが、多少発展したもののワーカーは増加中です。
2ラウンドも同じく…
3ラウンド目に入ると人口の増加は落ち着いてきます。
最終ラウンドはかなりの数のワーカーを配置することができましたが、全消しには僅かに届かず敗北という結果でした。
〇評価
古代ローマ帝国における都市開発をテーマにしたボードゲームです。
通常こういうテーマだとよりよい発展をとげて得点を集めたり人口を増やしたりというものが多いように思いますが、本作の場合はワーカーへ仕事を割り振り手元から無くすことを目指すという珍しい目標になっているのが特徴です。集まった人に職を紹介するために発展させて働く場を確保する、そうなると働く場を求める人々が集まってくる、という感じに序盤から中盤にかけては減らないどころか反対に増えていくくらい、そのような中で最終的に減らしていくためにどう発展させていくかというのが考えどころとなっています。
また、基本システムはダイスドラフトによるアクション選択となっていますが、選択したダイスによっては季節ボーナスがあったり個人ボードのタイルと連動させることができたりで、より効率的な仕組みを作ることが可能です。ダイスにしてもタイルにしてもワーカーにしても引き運の要素はありますが、手番の選択、個人ボードの発展によりどうマネジメントしていくかというのも悩ましいですね。
その一方で、溢れかえるワーカーをどう処理するか、全体的な印象として落ちものパズルのような仕組みになっているのですが、「ワーリングウィッチクラフト(「自宅会438 後」を参照。)」のように隣のプレイヤーへ邪魔なものを送り込むといった要素はなく、ワーカーは個人ボードの状況によってわいてきます。インタラクションというとダイスやタイルのドラフト部分にしかなく、今回はソロプレイでしたが多人数でプレイしてもあまりプレイ感がかわらなそうというところはありました。
ゲームとしては面白く大きく気になったというほどではないですが、もう少し絡む要素があってもよかったかなというタイトルでした。
ここで時間となり本日は終了となりました。