自宅ゲーム会 番外55 スカイリム:アドベンチャーボードゲーム | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年7月13日

 

 さて、久々の3連休となり初日、2日目にはゲーム会を予定していましたがメンバー都合により初日は中止となったためこちらのタイトルをソロプレイです。

 

☆スカイリム:アドベンチャーボードゲーム

○概要

作者:WilkoManz

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:90-180分程度

 

 デジタルゲーム界隈においてとてつもなく作りこまれた広大なオープンワールドを冒険して回ることで有名なシリーズ「ザ・エルダースクロール」の5作目スカイリムをボードゲーム化(正式にはスカイリムの前日譚)したタイトルです。

 

①ラウンドの最初にイベントカードをめくり、その効果を解決します。

②イベントカードなどで驚異トークンの配置が支持されると、各地の要塞かクエストカードにトークンを配置します。要塞に配置すると入場等にペナルティが出てきますし、クエストは一定数を超えると自動的に失敗となります。

③手番になるとキャラクターを移動させます。

④移動先によって何が行えるかは異なりますが、クエストの目的地であればクエストへの挑戦などが、ダンジョン系の場所であればダンジョンの挑戦が、要塞であればアイテムの購入やクエストの挑戦などが行えます。

⑤クエストの多くはダイスによって成功判定を行い、その結果によってボーナスやペナルティを受け取るとともに、より先のクエストが発生したりします。

⑥ダンジョンなどで戦闘が発生すると、モンスターの行動、プレイヤーの行動それぞれでダイスの判定を行います。通常モンスターから行動を始めますが、事前に隠密判定に成功すると先制を行うことができます。

⑦これらを繰り返し、チャプターごとの目標を達成するとゲームは終了しますが、それまでに驚異トークンが置けなくなるなどによっては敗北となります。

 

〇プレイ経過

 本格的にキャンペーンを行う前にまずはチュートリアルシナリオからです。このシナリオはシナリオブックに書かれた通りゲームを進め(ダイス判定やランダムカードを引くようなタイミングではどうなるかがあらかじめ決まっている。)基本的なルールの把握に役立ちます。

 

 チュートリアルを終了するといよいよ2つあるキャンペーンの内その1、チャプター1からスタートします。

 

 皇帝直属の組織ブレイズの一員としてスカイリムで活動します。それにしても、今回はクエストの判定が壊滅的でブレイズのメンバーが次々と脱落していく結果に…

 

 結局、メインクエストはほぼ失敗ながら(シナリオや今後の展開に変化はありそうですが)一応チャプター1は終了します。

 

 続けてチャプター2をプレイします。

 

 チャプター1に続き、ここ一番のメインクエストのダイス判定が振るわず失敗続きとなります。しかしながら、メインクエストを中心に追いかけたチャプター1とは違いチャプター2では積極的にサブクエストにも挑戦し…

 

 こちらの達成は絶好調でキャラクターが徐々に成長していきます。

 

 そうこうするうちにメインクエストも既定のところまで解決しチャプター2も終了です。時間の関係もあり、チャプター3を残していますがここで終了としました。

 

〇評価

 デジタルゲーム界隈において広大なオープンワールドの世界で冒険をしていく有名なRPGシリーズ「ザ・エルダースクロール」の5作目にあたる同名のタイトルをボードゲーム化したゲームです。ちなみに、シリーズの5作目といっても世界観を共有しているだけ(もちろん色々な用語は共通しており、一部で関連のあるイベントやキャラクターがあったりはするので各作品をプレイしているとにんまりするところはありますが)なので基本的にはスカイリムから始めても全く支障はありません。

 それはさておき、もともとがオープンワールドなゲームでメインシナリオこそあれ、とある街に移動して住人と話すとあれよあれよという間に複数のクエストと関わることになったり、一歩街をでてみるとそこかしこでダンジョンを発見したりという非常に作りこまれたタイトルだったので、さすがに詳細な再現はボードゲームでは難しい(というか不可能)ものの、街に行けばクエストにつながり、町の外ではダンジョンがあふれかえって探索すると色々なものを発見でき、メインクエストを放置していろいろできると原作らしさはなかなか上手く出せているのではという感じです。逆にメインクエストだけをひたすら追いかけるだけだと味気なさを感じるもの原作同様ですw

 また、そうはいってもボードゲームなので完全フリーというわけではなくイベント&驚異トークンにより、ある程度時間に制限をかける形にしたのは上手いところだと思います。

 その一方で、基本的にクエストも戦闘も全てダイス判定による処理となっており、始めてからしばらくは楽しめるのですが、目的地へ移動→ダイス判定の繰り返しになるため徐々に単調さが感じられてきます。3つのチャプターからなるキャンペーンはそれなりにプレイ時間がかかり、ストーリーがあるとはいってもそこを引っ張れるほどではないかなというのは気になりました。この点はキャラクターの成長要素が楽しめればそれはそれでよかったかもしれませんが、本作の場合獲得できるスキルは対応する判定時にダイスを追加させるだけのものも多く、キャラの育成が思った程楽しめなかったのもありますね。

 そんなわけで、個人的にはデジタルゲーム版では英語版でⅢ(モロウィンド)、英語版(日本語版が出るとは思わなかった)&結局日本語も購入してどちらもプレイしたⅣ(オブリビオン)、英語版(今度は日本語版まで待ちきれなかったw)&そして結局購入した日本語版とともにプレイしたⅤ(スカイリム)とプレイし、Ⅴだけでもプレイ時間300時間超、シリーズ合計なら多分1,000時間超というタイトルのボードゲーム版ということで期待が高すぎたのかなというのはあると思いますが、長時間プレイを前提に設計したのであればもう少しシステムに工夫が欲しかったというタイトルでした。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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