自宅ゲーム会563 カルタス | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年5月7日

 

 さて、ゴールデンウィークも終わり再び仕事の日々が始まりましたが、芋がもう少しだけ滞在していることもあり、引き続き本日も1ゲームだけ行っています。

 

☆カルタス

○概要

作者:AntonyWyatt

対象年齢:12歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:20-120分程度

 

 戦乱により荒廃した街の復興を目指すボードゲームです。

 

①手番の最初にカードを1枚引きます。6か所ある置き場のカードが尽きる度にそのカードが裏返り、個人のコインが置いてあれば個人に渡します。

②資金1金に加えて記念碑を建造していればその数だけ追加で資金を受け取れます。受け取った資金は個人で持つか、記念碑の建設に使うかをその時点で決定します。

③手番になると、移動、カードの配置、カードを引く、記念碑の建造や移動を3アクション行います。この時、個人の能力を使用することもできます。

④移動の際、特定パターンのマスの間を移動すると資金を受け取れます。また個人コインが置いてあれば勝利点も受け取ります。

⑤これらを繰り返し、いずれかのプレイヤーが既定数の記念碑を建造するか全ての山札がなくなるとゲームは終了します。得点計算を行い、最も多くの得点を集めたプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 両端にカードを配置しゲーム開始です。左側にあるのがカード置き場で、それぞれ記載されているパターン上を移動すると資金になります。ちなみに、各山札が尽きると裏返り、そのパターンで収入ができなくなりますが、他のパターンで獲得できる資金が増えるようになります。

 

 中央の4マスに記念碑を建てていることはゲーム終了時に高得点になるため、序盤はお互い得点になるパターンを作りながら中央を目指します。

 

 また、記念碑の作成時に周囲のマスの色によって得点に繋がることもあり、管理人はそのまま中央に記念碑を建てましたが、芋は場所を変え中央から外れた場所に建設しています。

 

 序盤こそ似たようなタイミングで記念碑を建設していましたが、移動力の上がる交通の記念碑を建設した管理人が、その後は有利に進め徐々に建設数に差がついてきます。

 

 最終的に管理人が5つの記念碑を建て切った時点で芋は3つしか建設ができておらず、差をつけて管理人の勝利となりました。

 

〇評価

 戦乱で荒廃した都市の復興を目指すボードゲームで非常にきれいなアートワークが目を引きますね。

 ゲームとしてはマップ上にカードを配置して街を賑やかにしつつ、記念碑を建設し得点を獲得するという流れになっています。変わっているのはその記念碑を建設するための資金の生み出し方で、特定のパターンに配置したカード上を移動することで資金を獲得できます。このパターンは序盤こそ多いのですが、カードが減っていくとともに獲得資金が増えるとはいえ徐々に資金化できるパターンが減っていくためシビアになっていくことになります。難しいのは、パターンが大切になるのは資金の獲得だけでなく、記念碑は特定の色が周囲に配置されていることが得点要件ですし、秘密の目標も特定のパターンや色でボーナスとなっていて得点面でも重要です。資金の獲得と得点の獲得、この両面を考えながらカードをどのように配置していくかというのは考えどころとなっています。

 また、毎手番カードの獲得をしていき山札が尽きることで資金の獲得パターンも減少していきます。山札に置かれた個人のコインはそのパターンを移動したときに資金とともに得点を生み出すのですが、山札が尽きるとこちらも個人の手元に戻っていくこととなります。そうなると他プレイヤーのコインが置かれた山札はさっさと尽きさせたくなりそうですが、手元に戻ったコインは1アクションの追加を生み出すので必ずしもそのことが悪いわけではないく、どの山札からカードを減らしていくかというのも悩ましいところだと思います。

 一方で、資金に得点にとひたすらパターンビルドをしていくゲームという印象で、どうしても長考が発生しやすいところはありますし、見た目に反してプレイ感の地味さというのもあると思います。

 あと、記念碑はそれぞれ得点以外にも効果があるのですが、移動力を増やす交通の記念碑の効果は移動力が増加した分だけパtくぁーんを踏める確率が高まり(移動の都度適用できるパターンが1つだけとはいえ)、資金の獲得機会が増えることになって他の効果に比べると少し強いのではというのはありました。

 とまあ、ゲームとしてはなかなか変わった仕組みで悪くないのですが、いくつか気になるところはそれなりに気になったかなというゲームでした。

 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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