自宅ゲーム会562 中盤 クス=バルセスの影 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年5月5日

 

 長女が抜けましたが、引き続き芋と2人でのゲーム会です。

 

☆クス=バルセスの影(タクティクスVol.70号付録)

○概要

作者:岡本博信

対象年齢:- -

対象人数:2-6人

標準時間:- -

 

 邪神復活を目指して暗躍する狂信者たちの野望を妨害するため各地で奮闘するボードゲームです。

 

①手番になると、移動、探索、キャラクター能力、呪文の仕様などを行います。

②事件のあるエリアに移動すると探索を行え、発見、妨害、解決の3段階の判定で成功するとそのトークンの裏面をアイテムや協力者などとして獲得できます。

③全員の手番を行うと邪神側がダイスによって移動する邪神の判定、移動先、復活などを行います。復活をした邪神が移動をすると移動先の都市は荒廃します。

④邪神を本拠地へ戻し、特定のアイテムを使って本拠地へ移動し封印を行うと邪神は行動できなくなります。

⑤これらを繰り返し、一定数以上の都市が荒廃する前に全ての邪神を封印するとゲーム終了で、勝利点に応じた勝者が決定します。それまでに規定数以上の都市が荒廃すると全てのプレイヤーが敗北となります。

 

〇プレイ経過

 管理人はジャーナリスト、芋が冒険家となってゲーム開始です。最初は各地に眠る邪神は休眠中であり、マップ上の各都市では攻略が簡単な事件が発生している状況です。

 

 最初の事件を解決すると、すぐに難易度が高く危険な事件が勃発します。これらの中にある邪神の居所に通じる道を通る呪文と封印に必要な呪文がありそれらを発見することが目標です。ただ、これらに該当する事件の難易度はかなり高く、その攻略のため能力の高い協力者や強力な魔導書を探して各地を右往左往します。

 

 徐々に邪神たちは動き出し荒廃させていきますが、強力な魔導書や協力者がなかなか見つからないまま時間が経過します。

 

 終盤に入り管理人は最強の協力者と最高級の魔導書を獲得し、ここから邪神攻略に…と思っていましたが…

 

 それらの能力を活用する前に、敗北条件を満たしてしまい敗北となりました。

 

〇評価

 邪神復活を目指して世界各地で暗躍する狂信者たちの野望を挫くことを目指す半協力系のマルチボードゲームです。設定的にはほぼクトゥルフですが、一応クトゥルフではないらしいですね。

 ゲームとしては各地を回って事件を解決しながら強力な仲間や魔導書を集め邪神を封印するというRPGライクなダイスゲームで、能力を見ながら目標を設定しつつどう効率よく動いていくかというのが考えどころとなっています。全体的な印象としては協力ゲームの原型のような内容で、最近のタイトルに比べるとかなりシンプルなデザインになっている分テンポよくプレイでき、動き出した邪神の行先や発見したアイテムに一喜一憂しながらなかなか楽しい内容になっています。

 その一方で、勝利条件が協力して全邪神を封印しつつその中でトップを目指すという半協力的内容になっているものの、各事件の難易度はかなり厳しく(プレイ記事で書いた邪神封印に関係する事件などは最高の協力者と魔導書を揃えても1/2の判定に3回成功しないといけない)、協力しなければ勝利自体がかなり厳しいという印象です。半協力ならもう少し難易度を易しくするか、このままの難易度なら完全に協力ゲームでもよかったのかなと思いました。プレイ人数による調整もないのでこの辺りも欲しいところでしたね。

 

 

 続きます。

 

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