自宅ゲーム会558 後半 ステラディガ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年4月28日

 

 引き続きやま、まさと3人でのゲーム会です。

 

☆エンデの建国者

○概要

作者:山田空太

対象年齢:10歳以上

対象人数:3-4人

標準時間:45-60分程度

 

 冒険者により発見された未開の島エンデに移住し王国の建設を目指すボードゲームです。

 

①手番になると手札から1枚のカードをプレイしてアクションを実行します。

②アクションには資源の獲得、建物の建設、資源の交換、戦力の向上、勝利点の獲得、戦争などがあります。

③カードは1枚を裏向きにプレイして小さな小屋の建設、資源の交換として使うこともできます。

④戦争は、その時の戦力と投資した資源により勝敗が判定されます。敗北した側は建設している建物を失います。

⑤1枚ずつ順番に、全員が4枚のカードから3枚をプレイするとラウンドが終了します。

⑥ラウンド終了時に手札を回収し隣のプレイヤーに渡します。

⑦これらを繰り返し、最初に既定点に到達したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 管理人が赤、やまが青、まさが緑でゲーム開始時の様子です。衝立の裏には6区画の資源置き場があり1区画に資源を1つ配置できます。倉庫を建てると区画が増えます。

 盤上にある黒いキューブ(鉱石で、各場の他の資源がすべてなくなると獲得できるようになる)や黒いディスク(特殊な建物を最初に作ったプレイヤーが受け取れる)は倉庫に置いているとオールマイティの資源であるとともに、秘密裏の得点ともなります。

 マップ右側(画像では見えませんが)には目標カードが並んでおり、最初に達成したプレイヤーは勝利点を獲得できます。

 

 小さな小屋が増えるとそれだけ資源が得やすくなるため、全員小屋の建設から始めていきます。

 

 ある程度小屋が増えてくると、徐々に特殊な建物の建設も始まってきます。

 

 序盤から資源の確保に有利な建物を建設していたやまが、中盤以降一気に得点を伸ばしていきます。反対に出だしこそ優勢だった管理人は他の2人に挟まれていることもあり戦力の向上を優先していたためやや失速という感じです。

 

 終盤、建設のために管理人が石を使ったタイミングでやまに戦争を仕掛けられ敗北、戦争による勝利で得点を伸ばしたやまは特殊建物の建設による黒ディスクを多く抱えており…

 

 最後は公共施設の建設で既定点に到達(手持ちの黒ディスク3枚を合わせ)、やまの勝利となりました。

 

〇評価

 冒険者エンデが発見した未開の島に入植し国家建設を目指すボードゲームです。

 異なるアクションの組み合わせで組まれた4種類のカードセットをラウンドごとに循環させていく仕組みが特徴で、次のラウンドにはどのセットが回ってくるのかなども含め、セット毎に異なるアクションを上手く使いながら如何に拡大再生産につなげていくかが考えどころです。

 また、特殊な建物はその建物効果だけでなく早く作ることで1勝利点となる黒ディスクを獲得できます。倉庫を圧迫する要因にもなるのでリソースマネジメントはよりしんどくなりますが、僅か8点という競争の中で1勝利点になるというのは大きく、どの建物から建設していくかというのも悩ましいですね。ちなみに、小屋から特殊建物に変化させると資源の獲得量が減るのでタイミングも大切です。

 一方で、4つあるセットはそれぞれ含まれているアクションが異なりその効果も微妙に異なっているとはいえ、いずれも建設、資源の回収を持ちますし、大きく対面の2セットで戦力の強化か戦争を発動する騎士とパターンが見える構成となっています。このため、割と予定調和的にプレイが進むところがあって、もう少しセット毎に癖が異なっても良かったかもしれません。

 あと、今回3人でプレイをしたが3人の場合1セットは空席において、そこにいるものとして循環させることとなっています。この仕組み自体はいいと思うのですが、スタートプレイヤーは木のカードセットを持つプレイヤーとなっており、木が空席にある場合そこからスタートするとその下家が2回続けてスタPになることになるためその処理は気になりました。加えて、初期配置は四隅になるため挟まれる形になるひとりがどうしても不利になりやすいという部分も含めて4人でのプレイがよりよさそうではありましたね。

 とまあ、色々と書いてはいますがいずれも大きく気になったというほどではなく、コンポーネントもしっかりしていてゲームシステムもきちんとまとめられており面白いタイトルになっていると思います。

 

 

☆ステラディガ

○概要

作者:アカセ・リョウ

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:70分程度

 

 巨額の借金を返済するため小惑星でクリスタルの採掘に勤しむボードゲームです。

 

①スタートプレイヤーは現在地マーカーを移動させ次の目標タイルを選択します。

②スタートプレイヤーからアクションを行います。

③アクションには、採掘(カードのプレイ)、手札の補充、ガジェットの購入、ドリルタイルの配置、クリスタル交換などがあります。

④スタートプレイヤーから全員が手番を行うと、この間に手札の補充で山札がなくなっているとアクシデントの処理が行われます。

⑤場にプレイされた残っているカードで、目標タイルと同じスートで最も大きな数字を出したプレイヤーがタイルを獲得します。

⑥タイルを獲得したプレイヤーは書かれている数のクリスタルを、それ以外のプレイヤーはプレイしたカードのスートに対応するクリスタルをひとつ得ます。

⑦目標タイルを2枚獲得したプレイヤーが出ると決算が行われます。

⑧これらを繰り返し、指定の位置にあるタイルを掘る、掘るタイルがなくなる、3億タイルがなくなるなどゲームの終了条件を満たすとその時点でゲーム終了です。最終得点計算を行い、最も多くの得点を集めたプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子で、現在地は左下から始まります。中央にドリルカードが置かれており色が異なっていますが、カードは裏面からスートが見えどんなスートを所持しているかは把握できます。

 

 序盤戦が終わったあたりです。この辺りまでやまはほとんどトリックに勝利できておらず、さっさと超ドリル(ガジェットのひとつ)を購入して有利に展開した管理人がトップ、ついでまさという感じでした。

 

 しかしながら、中盤に入ったあたりでやまがトリックに勝利しだし、獲得したクリスタルをどんどんドリルタイルに投資して得点を伸ばしていきます。

 

 終盤はいずれも一進一退という状況でしたが、強化動力(ガジェットのひとつ)を使っていた管理人が僅かにリードという状況です。

 

 最終的に3億タイルが尽きたことでゲームは終了です。序盤の差に比べるとやまの猛追はお見事でしたが、それでも何とか逃げ切った管理人が勝利という結果でした。

 

〇評価

 クリスタルを産出するで採掘作業に勤しみ借金返済を目指すボードゲームです。

 資源採掘は目標タイルと同じスートのカードが切り札となるメイフォローのトリックテイキングでおこなわれるのですが、トリックテイキングに参加するためのカードプレイが手札の補充やアイテムの購入、ドリルタイルの配置(得点)などと並ぶアクションのひとつとなっているのが特徴です。当然カードプレイ以外のアクションを行うとトリックテイキングからは自動的に抜けたということになってしまいます。トリックテイキングに参加すると結果は負けでも最低限のクリスタルは手に入ることもあり、攻めるのかしゃがむのか、勝負どころの見極めが考えどころとなっています。裏面から所持しているスートがわかるのでこれらから上手く判断したいところですね。

 また、各スートごとに4種類ずつあるガジェットは獲得することでゲームの大きな助けになります。特定スートのガジェットを集めることでゲーム終了時に大きな勝利点になりますが、複数のスートに渡った方が汎用性が高まるというところはあって、この辺りの争奪戦も悩ましいです。

 大きく気になったというところはなく、中量級の中では比較的軽めなプレイ感で、どのアクションを選択するかの駆け引きが楽しめる面白いタイトルになっていたと思います。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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