相方ゲーム会30 プラネットアンノウン 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年1月7日

 

 さて、前日は今年最初の自宅会でしたが本日は予定がなく、時間を見つけて子どもたちとボードゲームです。

 

☆プラネットアンノウン

○概要

作者:RyanLambert&AdamRehberg

対象年齢:10歳以上

対象人数:1-6人

標準時間:70分程度

 

 生存できる環境を求め地球を飛び出した一団を率い、新たな惑星をより生活しやすい空間へとテラフォーミングしていくゲームです。

 

①手番になると中央のドラフト台のうち、いずれか獲得したいタイルを手前に移動させ獲得します。

②非手番プレイヤーは自分の前に来た2種類のタイルから一つを選んで配置します。

③配置したタイルに応じてパラメーターを上昇させます。上昇した際に各トラックに描かれたボーナスを踏むとそのボーナスを得ることができます。

④これらを繰り返しいずれかのプレイヤーが手前に来た2つのタイルのいずれもが配置できなければゲームは終了です。得点を計算しより多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 3人プレイでゲーム開始時の様子です。惑星、企業ともに効果や配置の異なるB面がありますが、今回は全員同じ条件のA面でゲームを始めます。

 

 ローバーによる惑星上の回収を優先する管理人、技術をあげて効率を上げ唯一配置する場所に制限のある得点の高い水を優先する長女、文明を真っ先に挙げていく長男という感じでそれぞれ得意分野が分かれながらタイルを配置していきます。

 

 長男、長女が同時にタイルの配置ができなくなったところでゲームは終了です。得点的には多くのタイルを敷き詰めて得点を伸ばした管理人が勝利となりましたが、長男と長女の接戦は長男が制し長男2位、長女3位という結果でした。

 

〇評価

 惑星開拓をテーマにしたタイル配置系のボードゲームで、一際目を引く中華テーブルのように回るタイル置き場を使ってドラフトしていくのが特徴となっています。これにより、手番プレイヤーがどこからドラフトをするかを決定すると残るプレイヤーがどのタイルからドラフトするかが決まるようになっており、ほぼ同時手番で進んでいくためダウンタイムの少なさにつながっているのはいいところだと思います。

 また、タイル配置らしいパズル的な要素とあわせ配置したタイルによりパラメーターが上昇していくのも特徴です。5つあるパラメーターはそれぞれ異なるボーナスを持っており、どこを伸ばしていくかというのは悩ましいところだと思います。ちなみに、特にこのボーナスのうちの一つであるローバーを使うことで初期から配置されているポッドやタイルの配置とともに配置されペナルティ(逆に回収すると得点)となる隕石を回収していく仕組みは面白いですね。ポッドの回収にはまだタイルを置いていないエリアに行かなければなりませんが、タイルを上に置くとローバーはつぶれてしまうため手順をどうするかというのも難しいところだと思います。

 あとは、いずれかのプレイヤーがドラフトする2種類のタイルがどちらも配置できなくなるゲーム終了という不確定なタイミングをどうしていくかというのも悩ましく、あえてゲーム終了を早めるように置いていくという戦略もありそうですね。

 一方で、中華テーブルにより取るタイル、取らせるタイルを操作できるとはいえ選択肢は最低2種類はあり、個人ボードが比較的広いということもあってあまり効果的に邪魔ができるようなものでもなく、6人という対応人数の多さはありますがどうしても個人ボードに集中しがちでソロプレイ感は出てくると思います。

 とはいえ、大きく気になったというほどでもなく、対応人数の広さに加え同時選択によるダウンタイムの少なさという取り回しの良さも魅力的なタイル配置系で幅広く楽しめるタイトルになっていると思います。

 

 

 ここで長女は抜けましたが、長男ともうひとゲームプレイしています。

 

☆デュエルボーイポケット

○概要

作者:上杉真人

対象年齢:- -

対象人数:2人

標準時間:10分程度

 

 ゲームマーケットのような人が集まる会場でプレイできるようにと手に持ったカードだけでプレイできるように考えられたTCGであった「デュエルボーイ(「自宅会502」を参照。)」をよりプレイしやすく要素をオミットしたタイトルです。

 

①デッキのカードをシャッフルして手に持ち並び方を変えず所持します。右から3枚目までのカードがプレイの対象で、捨て札は裏向きにして左側に所持します。

②手番プレイヤーは使用するカードを宣言します。

③手番プレイヤーがカードをプレイする場合、相手が提示しているよりも多くの戦力を提示しなければなりません。この時、任意の枚数を捨て札にすることでカードを強化することもできます。

④これらを交互に繰り返し、相手の提示している以上の戦力を提示できなければその時点で敗北となります。

⑤敗者は勝者と自分のカードから2枚ずつを選択し交換します。

⑥1ゲームはこれで終わりですが、このまま他のプレイヤー等とデュエルを繰り返すことになります。

 

○プレイ経過

 長男とプレイをしましたが、3戦して管理人が3勝です。その都度カードは長男が欲しいものをとっていきましたが、どうしても強いカード(高コスト)ばかり取るため、2戦目以降はコストが払えず負けたというのが続いていましたね。

 

〇評価

 立ったままゲームマーケットのような(というよりゲームマーケットの会場でだと思いますが)会場でプレイできるようにというコンセプトで作られた前作「デュエルボーイ」のシェイプアップ版となっていますので基本的なシステムについてはそちらも参照にしていただければと思います。

 その上で、コンセプトがコンセプトなだけにもともと比較的シンプルな内容ではありましたが本作では物理、魔法の区別がなくなったり、戦術カードがなくなったりとよりシンプルになっています。腰を据えてプレイするにはシンプルすぎる気もしますが、それでも削ぎ落し加減が上手くきちんと駆け引きが生まれているとともに淡々となりすぎていないところはいい感じです。コンセプトからするとこれくらいの方がぱっとプレイしぱっと終えられるためいいと思います。

 その一方で、前作は1試合ごとに3ラウンドあって試合毎に1枚を交換となっていましたが、本作は1ラウンドで決着しさらにその都度2枚を交換すると手札の入れ替わりが非常に早くなりました。この辺りは個人的に少しあわただしいという印象で、TCGとして自分の手札への思い入れというのができにくいところがあります。コンセプトからするとこの慌ただしさが面白いところかもしれませんが好みがあるかもしれないですね。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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