自宅ゲーム会515 Battle for Germany | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年8月10日

 

 さて、本日は仕事が終わり翌日から三連休となりますが、さすがにお盆ということもあって初日しか人がつかまらず(涙)。そんなこともあって、仕事の後にちいに声をかけ1ゲームほどウォーゲームをプレイしています。

 

☆Battle for Germany

○概要

作者:Jim Dunnigan

対象年齢:- -

対象人数:2-4人

標準時間:3-4時間程度

 

 第二次世界大戦末期の欧州戦線、国内にまで追い込まれ最後の抵抗を図るドイツ軍に対して、首都ベルリン攻略を目指す連合軍とソ連軍の競争をテーマにしたウォーゲームです。

 

①ソ連軍側、連合軍側の順で手番をプレイします。

②手番になるとまず増援を配置します。

③ユニットを移動させ、移動後に戦闘を行うことが出来ます。戦闘は戦闘結果表によりダイスで判定します。

④その後、担当するドイツ軍で増援、移動と戦闘を行います。

⑤両軍の手番を終えるとターンが終了となります。これらを繰り返し、ベルリンを攻略しより多くの得点を集めたプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 連合軍と東部戦線のドイツ軍を担当します。東部戦線においては圧倒的な物量と正面軍という強力な戦力を誇るソ連軍に対し、既に多くの精鋭を失っているドイツ軍にかつての輝きはなく次々撃破されてしまい最初の防衛線はあっさりと崩されます。

 その一方で、連合軍を率いて攻める西部戦線ですがイタリア方面の攻勢は一進一退で膠着、西部も地形を駆使して守るドイツ軍を相手に苦戦を強いられています。

 

 東部ドイツ軍の南部方面は最初の戦闘で多くの戦力を失っており、どんどん押し込まれます。南部に比べて戦力が残っていた北部から転戦させ、増援なども加えて何とかやりくりし防衛線を引き直します。

 

 しかしながら、すぐさま殺到するソ連軍の前に再び崩壊の危機に陥ったのでいったん下がり防衛線を引き返します。一方、イタリア方面は相変わらず膠着していましたが、西部においてはようやく険しい地形を突破し平地に侵入すると、この後は戦力差がもろに出るかたちとなり、消耗しているドイツ軍を次々と殲滅していきます。

 

 東部戦線ではすぐさま防衛線にソ連軍が喰いつき、損害が換算できます。

 

 僅かに戦力を残している東部に対して、西部は平地に出たところでドイツ軍をほぼ壊滅させており、僅か1ユニットが全面で守るベルリンにソ連軍と連合軍が殺到していきます。

 

 最後は両軍がベルリンまであと一歩というところまで迫り、その一歩をどちらが先に取るかというぎりぎりの競争になります。

 

 しかしながら、この時点で守る部隊が全滅し打つ手のない西部に対して、東部は最後の最後にベルリン間際に残った戦力での反撃により僅かに1ターンを稼ぎ出すことに成功します。これにより何とか先に連合軍がベルリンへ侵入することとなり、連合軍の勝利となりました。

 

〇評価

 第二次世界大戦における欧州戦線末期、ドイツを追い詰めた連合軍とソ連軍によるベルリン争奪戦をテーマにしたウォーゲームです。

 通常ウォーゲームだとひとつの勢力を担当することが多いのですが、本作は攻める連合軍やソ連軍を担当しつつも、同時に対戦相手と向かい合う戦線を守るドイツ軍を担当するというのが特徴で、攻撃と防衛線を同時に来る広げることとなります。多くのゲームでは攻守の立ち位置があらかじめ決まっていたり、ゲームの進捗によって変わるものですが、あらかじめ攻撃と防衛を同時に行うというのは面白い仕組みだと思いますし、如何に自分の勢力を進めるか、同時に相手の進撃を如何に遅れさせるかというのは考えどころとなっています。

 また、上記の通り担当する勢力における独自性はありますが、そのことに比して基本的なルール自体は手番ごとに担当する勢力の移動と戦闘を行うというシンプルなIGOUGOで、戦闘も戦力比の戦闘結果表によるとかなりシンプルなものとなっており、これはこれでプレイしやすく良いところだと思います。ちなみに、戦闘結果表の結果においては攻撃側が比較的有利な設定となっており派手な展開が楽しめる内容となっています。

 大きく気になったところはなく、管理人が所有しているのは近年発売されたデラックス版ですが、往年の名作というのも納得といえる評価の面白いタイトルになっていたと思います。

 

 

 本日はこれで時間となり終了となりました。

 

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