自宅ゲーム会499 後半 ロワール川 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年6月4日

 

 午後になるとやまが到着し、ここからは3人でのゲーム会です。

 

☆グルームヘイヴン

○概要

自宅会351後半」を参照。

 

〇プレイ経過

※レガシー系ということもあって基本的には情報を入れずにプレイした方が面白いと思います。ネタバレは少なめのつもりですが、今後プレイしようと思っている方は飛ばしてもらった方がいいと思います。

 水中呼吸が可能になったパーティーが水路を突き進んでいくシナリオです。強力な支援能力によりパーティーの貴重な存在となっていたメンバーが前回引退し、新たに前衛的な新キャラクターが加わったことでどうなるか心配をしていましたが…そんな心配も何のその、今回はシナリオの難易度もやや低かったためか新キャラの活躍もあって難なく攻略に成功となりました。

 

☆ロワール川

○概要

作者:エマニュエーレオルネラ

対象年齢:10歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:90-120分程度

 

 ロワール川沿いの都市、ナントとオルレアンを結ぶ街道における郵便事業の発展をテーマにしたタイトルです。

 

①手番になると自分のメッセンジャーと商人コマのそれぞれを任意の順番で移動させアクションを実行します。

②移動は基本1マスですが、馬をもてば持つほど多く移動できるようになります。ただ、移動力分だけ必ず移動するため、移動力を下げる場合は任意の数の馬を捨てて移動しなければなりません。

③アクションはメッセンジャーと商人、さらに止まった場所によって異なります。メッセンジャーは概ね依頼の獲得とその配達で、商人は資源の獲得と売却、建物の建設などになります。

④マップ上に配置され、条件に応じて場所を変更するサーカスに移動することで人物カードを買うことが出来ます。人物カードを購入することで様々な恩恵を受けることが出来るようなります。

⑤これらを繰り返し、いずれかのプレイヤーのボートが川の端まで到達するか、規定数の配達を完了させることでゲームは終了となります。最終的な得点が最も多いプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。マップの奥に並んでいるのが人物カードで、これらを獲得し能力を強化していきます。

 

 マップに散らばる白いディスクが馬で、これを所持すると移動力が上がりますが、既定の場所に止まるためにはちょうどの移動力にしなければならないため、必要に応じて馬はその場に置いていく必要があります。

 

 序盤から中盤にかけては最初にサーカスに止まる能力をもつ人物を購入し、その後もサーカスで人物を購入しまくった結果、商人が風のような速さで周回し、両端の街に止まるつど資金を増やしていくという感じのちいが優勢にゲームを進めます。

 

 中盤以降は、管理人、やまがそれぞれ依頼の達成で優位に立ち、最初に管理人が既定の依頼数を達成したことでゲームが終了します。

 

 しかしながら、概ねの得点要素で勝っていた管理人とやまに対して人物の得点だけちいが抜きんでており、ちいの勝利という結果でした。

 

〇評価

 ロワール川沿いに位置するフランスの都市ナントとオルレアンを結ぶ街道を舞台に郵便事業を展開していくタイトルです。

 各プレイヤーが主要の得点源となる郵便物の依頼を受け各地へ配達して回るメッセンジャーと、商品を購入して都市で売りさばきその利益で街道を発展させメッセンジャーを助ける商人という2つのコマの操作を同時並行的に行っていくところは特徴で、これらを効率よく連動させるようにどう取り回していくかというのは考えどころとなっています。

 ちなみに、このマネジメントにおいて面白いのが移動力に関連する馬の存在で、通常馬を持たないコマは1歩ずつ進みますが、馬を持つことで(人物がなければ最大で2匹なので3移動力まで)移動力が上がっていきます。難しいのは、移動力分きっちりと移動しなければならないというところで、馬を3匹持つと必ず3歩移動しなければならず、目的地が一つ先だと手持ちの馬を放棄して進む必要が出てきます。ただ、馬は放棄したエリアに配置したままとなり、移動先に馬がいなければ馬を獲得するまで移動力は低下したままですし、減らす時と違い獲得するときはひとつづつとなります。このため、例えば4歩先が目的地であれば3→1と進むより2→2で進んだ方がその後の自由度が高くなるなど移動力の調整が重要で、これを計画的にどう行うかというのは悩ましいですね。

 また、基本ルールだけであればかなりシビアなルールなのですが、例えば特定のマスなら馬を捨てなくても止まれるようになったり、コストがかかるものの他のマスから馬を連れてこれたりと、人材を集めることで能力を強化し複数の人材の能力を合わせることで段々と自由が効くようになってきます。移動回り以外でも色々な人材がいて、どの人材を集めていくかというのも大切な要素になっています。

 一見したマップのイメージに比べると思った以上に時間がかかるゲームというところはありますが、ゲームの内容はとても興味深く、やりがいのある面白いタイトルになっていると思います。

 

 

 ロワール川に時間がかかったので本日はグルームヘイヴンとこれだけで時間となり終了となりました。

 

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