自宅ゲーム会494 後半 平遥 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年5月7日

 

 午後になるとやまが到着しここから3人でのゲーム会です。

 

☆グルームヘイヴン

○概要

自宅会351後半」を参照。

 

〇プレイ経過

※レガシー系ということもあって基本的には情報を入れずにプレイした方が面白いと思います。ネタバレは少なめのつもりですが、今後プレイしようと思っている方は飛ばしてもらった方がいいと思います。

 

写真は撮り忘れ。少し期間が空いてしまいましたが今回はひたすらドレイク(+α)を退治するシナリオです。前回担当キャラが引退し、新キャラの初陣となりましたが前回、前々回あたりのキャラと比べると比較的癖が少なく扱いやすいキャラで初回から十分勝利に貢献でき、大きな支障もなく攻略成功となりました。

 

 

☆平遥

○概要

作者:WuShuang

対象年齢:8歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:40分程度

 

 明時代から清時代に中国の金融業界の中心として栄えた平遥を中心に、中国各地に視点を広げて金融業を展開しより多く儲けを生み出すことを目指すゲームです。

 

①ラウンドの最初に資金を銀と引き換えることが出来ます。

②手持ちのダイスを全て振ります。

③数字の高いダイスから順番にアクションスペースに配置し、そのアクションを行います。順番になったダイスについては、資金を払うことで振り直すことが出来ます。

④既にほかのダイスが配置されている場合、そのダイスをどけてアクションを実行できますが、次に配置するダイスの数字が低ければ資金を支払い、高ければ資金を入手することが出来ます。同じ数字のダイスではアクションを実行できません。

⑤全てのダイスを使用すると、収入フェイズに移り収入を得ます。

⑥貸付や借入、為替などのラウンド処理を行ってから次のラウンドに移ります。

⑦これらを8ラウンド繰り返し、最終的により多くの得点を獲得することで勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。ボード中央がアクションスペースとなっており、手前の個人ボードは自分の本店と支店の状況を表します。

 

 最初にルールを聞いた時には全員頭に?が浮かんでいましたが、支店を建ててみたり、銀を貸し付けてみたりしながら手探りでゲームを進めていきます。ちなみに、個人ボードの支店に置かれているコマが銀になります。

 

 序盤はやまが上手く経営していましたが、管理人も為替の仕組みが分かってきたあたりから徐々に資金の稼ぎ方が分かってきます。

 

 中盤に為替の手数料を増やす官符タイルを獲得しさらに為替に傾倒していきます。

 

 支店は開店時の運転資金としてレベルに応じた銀が必要となるため序盤の店舗拡大は難しかったのですが、後半は為替で得た手数料をどんどん銀に変えてそれを出店へとつなげていきます。

 

 最終的なゲーム終了時はこんな様子です。ちいは名声を中心に上げていましたがあと一歩足りず得点にまでつながらず&支店がレベル1のみと大きな得点源がなく3位。序盤から優勢に進めていたやまとは危ういところではありましたが、為替による荒稼ぎでなんとか逆転。管理人の勝利という結果でした。

 

〇評価

 平遥ってどこだろうというところから始まりましたが、清時代前後に中国の金融業の中心地として栄えた地域(その後は没落したらしいですが)で両替商として資金を稼ぐことをがテーマにしたタイトルです。

 基本はダイスを使ったワーカープレイスメントとなっていて、ダイスをアクションスペースに配置しアクションを実行すると一見難しくなさそうなのですが、各アクションは為替や預託等それらが収入にどうつながるか分かり難く初見ではピンとこないところも多くゲーム開始時には全員の頭に?が浮かんでいました。例えば「A支店で預けてもらった銀をB支店から〇ラウンド後に引き出す。」預けられた時点で手数料ゲット、「でも〇ラウンド後にはB支店に銀がないといけない」じゃあどうしよう輸送もただではないし(ついでにゲーム的には単純な輸送は支店の特殊アクションしかなく、契約違反時に緊急輸送する場合は手数料以上のコストがかかる)…「ならB支店でも預けてもらえばいい」、「B支店で預けてもらった銀を〇ラウンド後にC支店で引き出す。」じゃあC支店にも…、というような感じで、仕組みがわかってくれば自転車操業的に如何に手数料や利回りを稼ぐか、場にある銀を無駄に放置せずに如何に資金を稼げるように動かすかというのは考えどころです。

 また、ダイスプレイスメントの部分についても、基本的には最初に振って出た目の順番にアクションに使用していきますが、そのダイスの順番になった時点で振り直しの機会があるというのは特徴で、実行したいアクションに対してすでに配置されているダイスより出目が高ければ資金がもらえ、出目が低ければ資金を払わなければなりません。基本的には数字の小さいダイスほど強力なアクションが行えますが、同じ出目や差分のコストが払えないとそもそもアクションが実行できません。ダイス運の要素も入ってきますが、単純にそのままの数字で使うべきか振り直して別の数字に変えるべきかというのもなかなか悩ましいですね。

 あとは、支店や官符によって能力的な付与もあり、この辺りの選択も面白いかな。

 上記に書いた通り、ルールを一読した時の分かり難さというのはあると思いますが、そのあたりをクリアできれば大きく気になったというところはなく、両替商というテーマによる独特なプレイ感がとても面白いタイトルになっていたと思います。

 

 

☆マジックマスター2:紋章使い

○概要

「自宅会493中盤①」を参照。

 

〇プレイ経過

 最後に前日に楽しかったこちらのタイトルを3人でプレイします。序盤から攻撃能力に恵まれず、体力と回復力に優れるちいの魔物を相手に苦戦します。

 

 基本が3つの印、さらに1つの印を追加したちいの魔物の猛攻は強力で、さらにはクリティカルまで発動しやまが脱落します。管理人も抵抗しましたが続くターンに猛攻を受け同じく撃破されてしまいちいの勝利という結果でした。面白かったですが、ルールブックにも書かれていますがバランス的には2人の方が良いかな。でも4人でのチーム戦は面白そうです。

 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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