自宅ゲーム会396 中盤 デューン:インペリウム | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年12月19日

 

 午後になるとやまが到着しここからは3人でのゲーム会です。いつもならまずグルームヘイヴンをプレイしていますが、今回は1回お休みで別のゲームに時間を使っています。

 

☆デューン:インペリウム

○概要

作者:MarcoPranzo

対象年齢:13歳以上

対象人数:1-4

標準時間:60-120分程度

 

 砂漠の惑星デューンにおける闘争をテーマにしたデッキビルド&ワカプレといったシステムを使ったゲームです。ちなみに、「DUNE」というと古いタイトルですがウォーゲームもあったりします。所持していますがそちらも未プレイなのでプレイしないといけませんね。

 

①ラウンドの開始時に紛争カードを公開し、紛争のボーナスを確認するとともに手札を補充します。

②プレイヤーターンがはじまると手番順にはエージェントを派遣する「エージェントターン」と手札を公開し公開ボーナスを受け取る「公開ターン」のどちらかを行います。

③エージェントターンでは手札を使用して、対応したエリアにワーカーの一人を派遣しそのボーナスを受け取ります。

④公開ターンは未使用の手札を公開し、その公開ボーナスを受け取ります。この時、獲得した影響力で新たなカードを獲得できます。

⑤公開ターンを行うとそのラウンドでは以後の手番が飛ばされます。戦力を確定させます。

⑥全員が公開ターンを行うと、戦力を比較しマジョリティによって紛争ボーナスを獲得します。

⑦ラウンドの最後に勝利点を獲得し、勝利者がいなければ次のラウンドを行います。

⑧これらを繰り返し、最初に10点に到達したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 管理人が赤、ちいが緑、やまが青でゲーム開始時の様子です。右手前が紛争エリアでキューブのマジョリティを競います。また、左手前から右上にかけてはワーカーを派遣するアクションスペースが並んでいます。

 

 紛争エリアの戦力を競いつつ、派閥との同盟関係を各自進めていきます。

 

 5点になるあたりまでは一進一退という状況でしたが、同盟関係で優位に立つちいが徐々に他のメンバーを引き離していきます。紛争による得点を狙う管理人、得点となる砂蟲のカードにより得点を稼ぐやまとほかの手段も使いながら何とかちいに追いすがりますが・・・

 

 しかしながら後半の追撃も一歩及ばず、先に10点に到達したちいの勝利となりました。

 

○評価

 もともとは近映画化されたことでも話題の海外のSF小説が原作のタイトルで、砂の惑星デューンを舞台に惑星の支配権をめぐる領主たちの争いをテーマにしたタイトルです。
 デッキビルドにワーカープレイスメントの要素を組み合わせたようなシステムが特徴となっており、それぞれが別個に処理されるのではなく、ワーカーの派遣がカード効果の一つとなっているため、どの手札をワーカーの派遣に費やすか、そしてどのカードを公開によるボーナスに費やすかというジレンマが生じていますし、デッキ構築らしい加えるカードの選択とカードの除外によるマネジメントも悩ましくなっています。

 基本的に多くの場合はワーカーの派遣が有益な結果をもたらしますが、手札により多くの影響力が獲得できたり場に効果的なカードがあるような場合はワーカーの配置を切り上げさっさと公開アクションへと移行するというのも十分な選択肢です。これらをうまく使いながら、各有力派閥との関係性や軍事力、獲得することで勝利点をもたらすカードなど、これらのどの要素を重要視していくかというは考えどころです。

 ちなみに、近年のタイトルにデッキビルド+ワーカープレイスメントという同じメインシステムを使った「アルナックの失われし遺跡(「自宅会344 後」を参照。)」というタイトルがあります。どちらがよりよいというわけではありませんが、あちらが拡大再生産要素が強いのに比べると、こちらはプレイヤー間の駆け引きがより強いという印象で、このあたりは好みかなと思っています。

 一方で、最初に書いた通り領主の支配権争いがテーマなのでサンドワームや磁気嵐など惑星における生活で脅威となる要素をあまり感じられないのは残念なところかな。
 とはいえ大したものでもなく、近いようで遠い10点に向けどのような要素に重点を置きカードマネジメントを進めていくか、原作、映像ともきちんと見てはいませんが、単体のゲームとしても十分に楽しめる良作になっていると思います。

 

 

 続きます。

 

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