自宅ゲーム会175 前半 イケイケ魔術師軍団のめちゃスゴ魔法大戦 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成30年12月9日

 

 さて、本日は午後のみとなりましたが先週に続いてのゲーム会です。参加者はちい、しょう、やまに管理人の4人。とりあえず、昼一できたちいと手軽なカードゲームを行って他の2人を待ちます。

 

☆バトルフォーヒル218

○概要

「自宅ゲーム会35」 を参照。

 

○プレイ経過

 1戦目は手札に通常の歩兵ばかりがあふれていたタイミングでのちいのタンク攻勢が防ぎきれず管理人の本陣が陥落しちいの勝利となります。

 

 2戦目は終始管理人が攻める展開となりましたが、ぎりぎりのところでちいが本陣を守りきりカードが尽きたことによる判定にもつれ込みます。

 

 盤上に残ったユニットですが、管理人が僅かに1ユニット上回り判定勝ちとなりました。

 

 

☆パンツァーヴァッフェ

○概要

自宅ゲーム会143 前半」を参照。

 

○プレイ経過

 やまとしょうが到着しないのでもう1本手軽なカードゲームを。管理人がドイツ、ちいはソ連。

 

 ソ連は右翼に重戦車まで配備し戦力を集めていましたが、「泥濘(地形、重戦車の除去)」で除去し戦況を有利に傾けます。

 

 ドイツ軍は右翼にティーガーを配備していたこともありこちらも優勢で、左右両翼からの攻勢を狙います・・・が問題は中央でした。

 左右両翼に分散したドイツ軍は中央に強力な戦車を配備することができず、代わりに配置していたトラップ系のアクションカードも偵察で除去されてしまい、中央のソ連軍の攻撃を支えきれません。

 

 結果、中央に大きな穴が開いたところを遠距離砲撃で本陣を狙い撃たれ本陣が陥落。ソ連の勝利となりました。

 

 

 ちょうど決着がついたところでやまとしょうが到着し、ここからは4人でとなります。

 

☆イケイケ魔術師軍団のめちゃスゴ魔法大戦:火吹き骸骨山の決闘

○概要

作者:RobHeinsoo

対象年齢:15歳以上

対象人数:2-6人

標準時間:30分程度

 

 魔術師となり創生した呪文を撃ち合って他プレイヤーを倒すことを目的としたゲームです。原題からすると無難に「エピックスペルウォーズ」とつけたくなるようなところを、独特なアートワークからすると納得できるとはいえこう来る訳者のセンスがすごいと思いますね。

 

①ターン毎に各プレイヤーが同時に手札からカードを秘密裏に選択します。選択できるカードは「ソース」「クオリティ」「デリバリー」を各1枚づつ、最大3枚までです。

②カードの枚数が少ない順、3枚選択したプレイヤーはカードナンバー順、条件が同じ場合はダイス判定により順が決定され、手番順に選択したカードを公開し効果を適用します。

③カードは基本的に他プレイヤーにダメージを与えるもので、ダイス判定が必要なものも多いのですが、判定に使用するダイスの数は選択したカードのサイン(属性)が一致していれば増えます。

④一部のカードなどで手に入るとトレジャーカードはラウンド中にボーナスをもたらします。

⑤ライフが尽きたプレイヤーは死亡し、死んだ魔術師カードを1枚引きます。これは次のラウンドに僅かなボーナスをもたらします。

⑥最後まで生き残った1人のプレイヤーが勝者となりトークンを1枚受け取り、新たなラウンドを始めます。

⑦ラウンドを繰り返し2枚目のトークンを手に入れたプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム序盤の様子です。キャラクターがいるにはいますが能力的に差異はありません。

 

 最初のラウンドは立て続けにちいからダメージを受けたやまが最初に脱落し、続いて管理人からの集中砲火をあびたちいが脱落。最後に管理人としょうの一騎打ちとなりましたが、しょうのライフを削りきる前に管理人の体力が尽き初戦はしょうの勝利となりました。

 

 続く2ラウンド目。まずは初戦の勝者のしょうが集中砲火を受け真っ先に脱落となります。残った3人では大量にトレジャーを保有していたやまが優勢かと思われましたが、保有トレジャーの数をダメージに変換する呪文により一気にライフを奪われそのまま脱落。最後は管理人の呪文でちいのライフを削りきり2戦目は管理人の勝利となりました。

 

 続いて3戦目ですが、画像は最初のターンが終わった時点。管理人は既にライフが3と瀕死です。何とか立て直したいところですがそもそもライフ回復系の呪文は数が少なく、このまま管理人が最初に脱落し、続いてしょうが脱落となります。

 

 残りは未勝利のちいとやまの一騎打ちとなりましたが、終始優勢に進めていたちいが、やまが逆転の一手を発動させる前に討ち取り勝利。やまを除く3人が1勝で並んだところでしたが、本日のメインを行う時間が足りなくなるため、ここでゲーム終了としています。

 

○評価

 特殊効果バリバリのカードたちを組み合わせて呪文を作成し、その効果で他プレイヤーを攻撃して脱落させると、見た目も含め非常に攻撃的でアメリカンなゲームとなっています。

 やはり面白いのは手札のカードを選択して強力な呪文を作っていくところで、単純な威力だけでなくそれぞれの属性の組み合わせや、威力以外の特殊な効果をどう組み合わせていくかというのは悩ましいところです。カードは最大の3枚を組み合わせることで強力な効果を発揮しますが、2枚以下で素早く発動させることが必要な場面もあり、このあたりも考えどころになっています。

 とはいえ、各種カードの引き運にダイス運と、どこまでカードの組み合わせを考えたところで良くも悪くも運の要素は大きく、かなり大雑把なゲームではあると思います。また、呪文カードで攻撃対象が決まるとはいえ個人攻撃は十分可能で、集中砲火によってなすすべなく脱落する可能性があり、脱落後は傍観しか出来ないというところもあります。ただまあ、全体的に漂うバカゲーっぽさも含めこれらの点によるハチャメチャさはある意味このゲームの魅力ともいえるので評価が難しいところかな。これらがダメならそもそもプレイをお勧めできません。 

 その上で気になったのはプレイ時間で、呪文の作成(カードの選択)は同時に行うとはいえ、特に慣れない内はカード効果の理解やカードの組み合わせの検討でなかなか時間が必要となり、1ラウンドあたりはそこまであっさりというわけではありません。それに加えて、2勝というルールが1勝を上げたプレイヤーの集中攻撃につながりやすく、結果としてラウンド数も重ねやすくなっており思ったよりプレイ時間が必要になります。ラウンドあたりのプレイ時間はともかく、ゲームの内容的に全体としてはもう少し短い時間で終わるようになっていてもよかったのかなと思います。

 とりあえず、ほぼバカゲーの部類に入るゲームで、非常に攻撃的かつ大雑把な内容なのでかなり好みは出そうですが、許容できるのであれば笑いながらやったやられたを楽しめるゲームだと思います。

 

 

 後半に続きます。

 

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