自宅ゲーム会133 後半 天下鳴動 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成30年4月9日

 

 残り時間も少なくなってきたので、短時間で出来そうなゲームを出しプレイします。

 

☆天下鳴動

○概要

作者:与儀新一

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:20-40分程度

 

 戦国時代を舞台により多くの城を攻め取ることを目的とし、ダイスの出目を組み合わせて各地に兵を派遣して、それによりマジョリティを競うゲームです。

 

①手番になると3個のダイスを振り、ダイスを2個と1個の組み合わせに分けます。この時、全てのダイスを1回だけ振りなおすことも出来ます。

②ダイス2個の出目合計に対応したエリアに、ダイス1個の出目に対応した数の兵タイルを配置します。

③手番にはダイスを振らず軍略カードを使用することが出来、カードに応じた効果を使用します。ただし、軍略カードはゲームを通じて1回しか使用できませんし、いずれかのプレイヤーの兵タイルがなくなった時点で未使用でも使用できなくなります。

④全てのプレイヤーの兵タイルがなくなるまで手番を行い、ゲーム終了となります。

⑤数字の小さなエリアから決算を始め、より兵タイルの数が多いプレイヤーが城の数字分の得点を、2位はその半分を獲得します。同数の場合は先に兵をなくしたプレイヤーが優位です。

⑥各エリアでトップとなったプレイヤーは隣接している未決算のエリアに援軍を2個づつ派遣します。決算はこの援軍も含めて判定を行います。ただし、援軍を派遣するには該当の未決算のエリアに最低1つは自分の兵タイルがなければ送れません。

⑦最も獲得した得点の多いプレイヤーが勝利となります。

 

○プレイ経過

 管理人が赤、ちいが黄、せんが青で序盤の様子です。高得点となるエリアに複数隣接している四国や京が主戦場になりそうですが、出目の関係で管理人は高得点エリアにばかり兵タイルを配置しています。

 

 ゲーム終了時はこんな感じ。京をはじめ中央辺りではちいとせんが競っている状況です。管理人は東西に分かれて端の方の影響力が強めです。ちなみに、管理人が単独しか配置していない九州や沖縄等は援軍が来ないため管理人の獲得が決定しています。

 

※ルール上、白色の援軍コマを援軍として使用するのですが、今回は誤っており既に決算の終わったエリアから自分のコマを援軍として移動させています。得点計算上の影響はありません。

 

 得点計算を終えてみると各自が獲得した城チップはこんな感じになります。ちいは京で勝ち周囲に援軍を送り込んだものの、送り込んだ先でせんに連敗で、ほとんど1位のチップが獲得できず最下位となります。中央一帯を中心に制圧したせんと九州、沖縄、東北、北海道と僻地ばかりを制圧した管理人の勝負となりますが、管理人がぎりぎりのところでかわしての勝利となりました。

 

○評価

 マジョリティ系のゲームで、ダイス目により兵の配置制限がありますが、3つのダイスを組み合わせることにより兵の配置を行うため(ついでに振り直しも1回)、運だけではなく選択肢はそれなりにあり、状況に応じてどこにどれだけの兵を配置するかが悩ましいところです。一旦配置した兵は基本的には移動できず、全ての兵を配置することでゲームからは離脱となるため、限られた兵を無駄なく配置していこうとすると手番手番に少しづつ配置することで他のプレイヤーの配置を見ながら行動したいところではあります。ただ、出目の組み合わせや配置できる確率の低いエリア(2や12)などは望んだ数とはちがっても置かなければならないことも多いく、先に離脱することで同数のときに有利になるので、どの程度のペースで兵を配置していくかというのもなかなか難しいところです。

 また、ゲーム中1回しか使用できない軍略カードですが、どのカードも効果的ではあるものの、ゲームの後半になればなるほど終了時の状況がみえてくるため、より効果的に使用することが出来ます。とはいえ、カードは他プレイヤーに使用されると選択できなくなりますし、兵を置ききったプレイヤーが出れば使用できなくなるため、使うタイミングは考えないといけないですね。

 まあ、ここまででもそれなりに面白いのですが、このゲームを何より面白くしているのが援軍のルールだと思います。これにより上手くコマを配置し連鎖を組むことで、ゲーム終了時に数で負けているエリアでも逆転することは可能で、このおかげで得点の低いエリアでも積極的にマジョリティをとる意味が出てきています。通常マジョリティ系のゲームであれば得点の高いエリアほど決算は盛り上がるのですが、このゲームの場合は得点の低いエリアでもかなりの盛り上がりがあり、良く出来ているシステムだと思います。

 一方で気になる点としては、特徴でもある援軍システムなのですが最後の最後に得点の低いエリアのトップが変わった場合など、それまで組み立てた作戦が崩壊するということもありえ、この辺は好みが出そうなところです。ただ、それはそれで盛り上がりますし、そもそもの1ゲームが短めなため好意的には見やすいかなと思います。

 あとは見たらわかるように、コンポーネント周りが若干チープといえなくはないですね。まあ、同人なので商用と比べると厳しいのは確かなのですがそれにしてもメインボードはもう少し飾ってあっても良かったのかなと。ただ、プレイアビリティが悪いとかそういう意味ではなく、慣れてくればこれはこれで味があるともいえる・・・かもしれません。

 とりあえず、ダイス目に翻弄されつつも、援軍を計算に入れてどのエリアでマジョリティを狙うかが悩ましく、1ゲームが手軽で軍略カードや城チップのランダム性によりリプレイアビリティも高いと、非常に良く出来たゲームで面白いと思います。

 

 

☆ミッドウェイ

○概要

「自宅ゲーム会125 前半」を参照。

 

○プレイ経過

 ここで管理人が用事ではずれ、ちいとせんでこちらをプレイ。

 

 結果としては米軍を担当したちいの勝利だったようです。

 

 

 ここで時間となり本日のゲーム会は終了となりました。

 

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