アメリカのプログレHRバンド、
ENCHANTの3rdアルバム。
西海岸サンフランシスコを拠点としている
バンドですが、
湿り気のあるダークで内省的な音であります。
DREAM THEATERのような派手さは無く、
FATES WARNINGに近い雰囲気があります。
歌もどこかレイ・アルダーっぽさを感じます。
プログレと言うよりも、
逆に無駄を省いた
シンプルな展開で現代的。
曲名もタイトル曲の「Break」をはじめ、
「King」、「My Enemy」など、
極めてシンプルであります。
1stは当時ビクターから国内盤も出ていましたが、
もうちょっと派手な
プログレ・ハードを展開していたように
記憶しています。
他のレビューを見ると、
やはりこのアルバムの方向性は
異色のようですが、
出来としては高水準であります。
歌もギターもフレーズは
非常に練られており、
癒されるメロディ満載です。
雰囲気で聴く、
お洒落な大人の
プログレと言えるでしょう。
☆「派手さは無いが、味わい深い、大人の1枚」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!