スペインの女性フォーク・ロック・デュオ、
VANICA DOBLEの3rdアルバムです。
1976年という時代にしては
ジャケットの色使いやキャラクターが
現代的ですが、音は優雅で牧歌的な
フォーク・ロックであります。
美しいハーモニーと、
優雅なけだるさが
何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
スペインのバスク地方出身であり、
バスク語というところもありますが、
やはり辺境の地らしい
特有の空気感がありますね。
バスクのバンドと言えば
僕の中ではITOIZですかね。
非常にノスタルジックな雰囲気の
素晴らしい音楽ですが、
そのITOIZに通ずる哀愁も感じます。
約50年前の辺境の地の
こういったマニアックな作品が
CD化され、今日こうして楽しめることにも
壮大なロマンを感じますよね。
☆「バスク地方出身の女性デュオ。味わい深いスパニッシュ・サイケ・フォーク作品」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!