車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

CONCERTO MOONの8枚目のアルバム。

 

 

僕に個人にとってはあの忌まわしき(?)

DOUBLE DEALERが解散し、

CONCERTO MOONが復活してからの

2作目になるアルバムです。

 

復活第一弾の「Rise From Ashes」は

まだ聴いていませんが、

この「Angel of Chaos」はなかなか

強力な作品であります。

 

1曲目の短いインスト曲

「The Earth Dies Screaming」に続く

タイトル曲の「Angel of Chaos」は

初期の雰囲気も感じる

良い意味で古典的な疾走曲。

 

歌メロが完全にあの名曲

「Time to Die」とかぶってしまいますが、

まさに「Time to Die」のリメイクのような曲。

 

ただ「Time to Die」は全編英詩でしたが、

こちらは基本日本語。

「Time to Die」は言わば

ジャパニーズ・イングリッシュ感があって

それはそれで面白かったんですが、

やはりこのバンドは日本語の方がしっくりきますね。

 

井上貴史のパワフルな歌声も

日本語の方が合ってますね。

 

さて、その後も

いかにもという展開が続きますが、

このアルバムの最大の特徴は

キーボーディストが不在ということ。

 

2ndアルバムからこのバンドを支えてきた

小池敏之が家庭の事情で脱退してしまい、

後任は入れずに制作されたということで、

逆にパワフル&ヘヴィな音に仕上がっています。

 

まあ僕の好みからすると

キラキラキーボードが無いのは

ちょっとマイナスですが、

たまにはこういうアルバムが

あってもいいかな、とは思います。

 

このバンドの場合

やはり2曲目の「Angel of Chaos」、

6曲目の「Dance With the Ghosts」、

11曲目の「Stand Up and Fight」といった

疾走ナンバーに惹かれますねぇ。

 

まあどれもマンネリ感は否めないですが、

結局このバンド、島紀史が好きな人が

求めてるのはコレなんですよね。

 

キーボードが無いのは

評価が分かれると思いますが、

それ以外は安定の出来で

もはや名人芸であります。

 

このクランチ感は

インペリテリっぽい感じもあり、

実際インペリテリっぽい

リフや展開もあります。

 

島紀史が意識したかは分かりませんが、

初期のインペリテリにあった

骨太な音、ギター・ソロも楽しめます。

 

という訳で、

キラキラキーボードが無いのは

寂しいですが、

逆にネオクラ様式美は

女々しくて嫌いと言う人は

これを聴いたら印象が変わるかもしれません。

 

良い意味でジャパメタ臭さを残しつつ、

高品質なネオクラ様式美メタルを

提供し続けてくれる

貴重な存在ですね。

 

☆「キーボード無しの骨太サウンドは好みが分かれるところだが、相変わらずのクサさとクオリティ」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!

 

 

CONCERTO MOONの島紀史と

SABER TIGERの下山武徳らによる

正統派HMのラスト・アルバム。

 

 

僕的にはこのバンドには

全く思い入れは無く、

良い印象もありません。

それはやはりCONCERTO MOONが

大好きが故なんでしょうか。

 

とは言え島紀史好きとしては

無視できず、このバンドの

1st、2ndを聴いてイマイチと思いつつも、

このラスト・アルバムを聴いてみました。

 

1曲目の「Howl of The Wolf」の

イントロの破壊力はインパクトがありますが、

聴いている内に下山の歌の

クドさに少々疲れます。

 

当然ながら島のプレイは

全編に渡って凄みを感じるものの、

やっぱこの人はバリバリの

ネオ・クラ様式美が似合う訳で、

下山の歌との相性も含めて

ミスマッチ感は否めません。

 

このアルバムを発表した時には

既に解散が決まっており、

解散理由も音楽性など

島と下山の直接的な

問題では無いというのも

ちょっとモヤモヤします。

 

SABER TIGER、下山武徳の

ファン視点だとアルバムの評価も

変わってくるのかもしれませんが、

色んな意味でモヤモヤしますね。

 

5曲目の「Judgement」や

ラストを飾る「Stained Life」なんかは

CONCERTO MOONのアルバムに入っていても

良いような疾走感のある曲ですが、

歌やアレンジ、音に繊細さが無く、

CONCERTO MOONの曲と比べると

大味な印象です。

 

他の曲はCONCERTO MOONのアルバムに

アクセントとして1曲あってもいいかな?

という感じの曲の連続で、

やはり物足りなさが目立ってしまいます。

 

思わぬ形で急遽解散という形になりましたが、

結果的にCONCERTO MOON再始動となり、

今も活動を続けてくれているので、

まあ今となっては良かったと思えてしまいます。

 

☆「やはり島紀史はCONCERTO MOONよね」…☆☆☆☆星4つ!

 

 

ヴィタリ・クープリと共に

ARTENSIONを結成したギタリスト、

ロジャー・スタフルバッハによる

ソロ・プロジェクトのデビュー・アルバム。

 

 

プロジェクト名が長すぎて

タイトルが入りきりませんでしたが、

アルバム・タイトルは「The End of Never」で、

2007年リリースの作品です。

 

ARTENSIONでは

さすがにヴィタリの陰に隠れてしまい、

結成以来ずっといたにも関わらず

地味な存在だったロジャー。

 

ただギターの腕前、テクニックについては

ARTENSIONで実証済みなので、

バリバリのネオクラ路線を期待してみましたが、

どうでしょうか。

 

まず耳をひいたのは

カーステン・リザード・シュルツなる

ヴォーカリストの歌ですね。

 

これがあのマーク・ボールズに

そっくりで、

プログレッシヴな展開も相まって

RING OF FIREを彷彿とさせる

音楽性であります。

 

RING OF FIREと言えば

ARTENSIONが一時期解散状態だった時に

ヴィタリがマーク・ボールズを誘ったことが

きっかけで結成された経緯があり、

ちょっとヴィタリの後追いのような

気もしてしまいます。

 

とは言えなかなか魅力的な

プログレッシヴでネオ・クラシカルな

様式美メタルを展開しており、

この手の音楽が好きな人なら

気に入るかもしれません。

 

しかし方向性や雰囲気は良いものの

キャッチーさが無く、

歌メロが頭に残らないのは

ちょっと厳しいですかね。

 

所々カッコいい展開はあるものの、

ARTENSIONやRING OF FIREと比べると

地味で煮え切らない印象が強いです。

 

キーボーディストは

ネオ・クラ界隈では知られた存在のミステリア。

ベーシストにDEATHやTESTAMENTなどの

活動で知られるスティーヴ・ディジョルジオと

何気に豪華な布陣であり、

この点もRING OF FIREと被るところがあります。

 

ただやはりこう言っては失礼かもしれませんが、

RING OF FIREやARTENSIONの2軍のような感じで

惜しいけど物足りないですねぇ。

 

更にラストのボーナストラックが

イングヴェイの「You Don't Remenber~」

というのもねぇ(笑)。

 

歌声はマーク・ボールズに

よく似ているので全く違和感は無いですが、

逆に意外性も無く、ベタ過ぎますね。

 

まあ結局この1枚でこのバンドは

終わってしまうんですが、

この方向で続けていれば

ちょっと面白い存在に

なったかもしれないですけどね。

 

色々言いましたが、

例えばRING OF FIREの3rdとかよりは

魅力的な曲が多いし、

意外に面白いアルバムだと思います。

 

☆「どうしてもRING OF FIREと色々比べてしまうので地味に感じてしまいますが、悪くはないです」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!

 

 

梶山章とジョー・リン・ターナーによる

2005年リリースの夢のコラボレーション作品。

 

 

この前聴いたGOLDBRICKの1stアルバムが

あまりにもRAINBOWのモノマネ感が強く、

期待外れだったので、あまり期待せずに聴いてみましたが、

これがなかなか素晴らしい出来。

 

もちろんジョーの貢献は大きいですが、

それ以上に曲の出来が良く、

梶山章のプレイも冴えわたっています。

 

当然DEEP PURPLE、RAINBOW

そのものの音楽性ですが、

楽曲の充実度はGOLDBRICKとは

比べ物にならないほど。

 

変な言い方ですが、

モロ、パープル、レインボーを感じるアルバムの中で

これは一番凄いアルバムかもしれません。

 

まあ全編どこかで聴いたような

フレーズ、展開の連発なんですが、

丸パクり感はなく、

何故かオリジナリティを感じる作品。

 

これは2人のケミストリーと言え、

相性の良さを感じます。

 

その中で極めつけは

ラストを飾る「Slow Burn」。

 

タイトルからしてあの大名曲を

連想させますが、

そう、アノ曲のオマージュと言うか、

そのものなんだけど違うという

面白い曲。

 

これは発想の勝利というのか、

ある種の才能も感じる楽曲であります。

 

世の中RAINBOW系のバンド、曲は多くありますが、

意外とパープル系というのは少ない。

 

そう、パープル感を出すっていうのは

結構難しいんですよね。

 

この作品は良い意味で

RAINBOWとDEEP PURPLEの

中間と言うか、良いとこ取りというか、

そういった方向です。

 

誤解を恐れずに言えば、

ジョーがパープルで歌った

唯一のアルバム

「Slaves and Masters」に近い

感覚もあります。

 

ガチのパープルファンからは

忘れ去られた作品ではありますが、

様式美好きからは高評価のあの作品。

 

まあPRECIOUS時代の梶山章を

知っている者としては

もっと様式美寄りでもいいかなと思いますが、

ジョーとのコラボとしてみれば

順当な出来かなと思います。

 

あとは3曲目の「Carnival of Souls」は

世の中に腐るほどある「Spotlight Kid」系の曲。

これはその系の曲の中でも本物感が高い曲です。

 

ジョーが歌っているという時点で

反則技ではありますが、

曲として非常によくできた曲で、

ギター・ソロも見事であります。

 

そういう意味では

イングヴェイの「Jet to Jet」や

BYSCAYAの「Houl in the Sky」あたりと並ぶ

パクりを超えたカッコよさを感じます。

 

これはもう20年前の作品なんですねぇ。

今のジョーの姿を見ると

20年という年月の重みを感じますが(汗)、

このアルバムはパープル、レインボー好きなら

語り継がれても良いアルバムだと思います。

 

☆「まあこの2人ならこうだろうなぁという、そのまんまの作品…。なんですが、曲も歌も演奏も素晴らしい」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!

 

 

ウクライナ出身のメロ・スピ・バンドの

2ndアルバム。

 

 

東欧はポーランドやチェコあたりは

たまにメタル、プログレ・バンドを

見かけますが、

ウクライナ産のバンドを聴くのは

初めてかもしれませんね。

 

さて、そういう物珍しさもありましたが、

なかなかのクサ・メタル・バンドという

レビューを見かけ、買ってみた次第。

 

聴けばなるほど、

古典的でメロディアスな

パワー・メタルを展開しています。

 

90年代のSTRATOVARIUSやSONATA ARCTICAを

思い起こさせる音で、

その方向が好きな人にとっては

ある種の安心感と言うか、

今聴くと懐かしさも感じます。

 

1stはもっとメロ・スピってたらしいですが、

この2ndでも十分楽しめる内容です。

 

ただ奥行きが無いと言うか、

あまりにもソレ過ぎて、

最初聴いた時は「おッ!?」と思いましたが、

繰り返し聴くと、先が読め過ぎて

飽きてきます。

 

とは言え

ウクライナという

メタルとは無縁と思われる国から

この手のバンドが出てくるというのは

衝撃的ではあります。

 

その後のアルバムで日本盤も出ていることから、

マニアにはそれなりの評価を得ているんでしょう。

 

まあウクライナ産という

物珍しさを除けば

「気の抜けたSONATA ARCTICA」

とも言え、そこはこの手のバンドの

宿命でもあります。

 

単純な評価をすると

並のフォロワーかもしれないですが、

辺境メタル好きにとっては

ウクライナ出身というだけで

ときめいてしまうのも事実。

 

マニアの間では評判の

1stも聴いてみたいですね。

 

☆「薄味のSONATA ARCTICAといったところだが、ウクライナからこの音が出てくるというのは衝撃的」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!