ANTHEMの3rdアルバム。

これはいわゆる「ジャパメタ」を代表する名盤ですねぇ。
良くも悪くも古き良き「ジャパメタ」らしい作品。
当時は僕はいわゆるジャパメタが苦手で、
日本語とメタルは合わないという偏見と
海外のバンドと比べて格下感と言うか、
やや馬鹿にした思いはありました。
とは言えX JAPANとか聖飢魔Ⅱとか、
CONCERTO MOONとかはまあまあ
聴いていたので、
全く受け付けなかった訳では無かったですね。
最近はむしろ日本語メタルを
そういうものとして楽しめるようになったので、
改めてこの名盤を聴いてみた次第。
当時もANTHEMは何回か聴いて、
その時はまったくピンと来なくて、
そのまま手つかずという感じでした。
で、今聴いてみると、
これ、やっぱり素晴らしい!
実に聴きやすく、
捨て曲ナシの本格的な
ヘヴィ・メタル・アルバムです。
1曲目の「Bound to Break」は
まさにオープニングにピッタリの
パワフルかつスピーディーな
ANTHEMの代表曲。
ライヴ映えする展開も素晴らしく、
坂本英三のアツい歌唱が炸裂しています。
続く「Empty Eyes」もまた名曲。
福田洋也のギター・ワークは
天才的で、流れるような展開と
流暢なソロはやはり素晴らしい。
ノリが良くキャッチーな
4曲目「Rock'n Roll Survivor」、
あと、8曲目の「No More Night」もいいですねぇ。
やはり自然に体が動くような
ノリの良さと分かりやすさが心地よい。
LOUDNESSは海外進出して成功しましたが、
ANTHEMも曲のクオリティでは負けていません。
プロデューサーにあのクリス・ダンガリーディスを
迎えており、この後もクリスを迎えて数枚製作しているので、
間違いなく海外を意識していた時期もあったのでしょう。
曲、演奏共にクオリティは
海外のバンドに負けていないのは事実ですが、
やはり歌詞が日本語だと、まあやはり
「ジャパメタ」になってしまうのは仕方ないところ。
時代もあって、
歌詞が直球過ぎるのも
またダサカッコいいって感じですかね。
僕もこのダサカッコ良さが
分かる歳になったと言うか、
今後当時は良さが分からなかった
日本のバンドの名作に
触れていこうと思います。
☆「坂本英三のアツい歌と、福田洋也のリフとソロがぶつかり合う、ジャパメタ史不朽の名作」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆星満点!