車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

RAGEやMIND ODYSSEY、ALMANAC等の活躍で知られる

ベラルーシ出身のギタリスト、

ヴィクター・スモールスキのソロ・アルバム。

 

 

これがその辺にあるギタリストの

ソロ・アルバムとは一線を画す内容で、

なかなか味わい深い作品であります。

 

ジャケットには「J.S.BACH」との表記がありますが、

その通り、主にバッハの曲をアレンジした曲中心。

 

こう聞くとよくある

ネオクラ・ギタリストの

インストソロ作品かなと

思ってしまいますが、

実に楽曲重視で好感が持てます。

 

だいたいこういうソロ作品って

速さやテクニックを競うような

内容になりがちですが、

そういった派手さはありません。

 

あくまで原曲の雰囲気や

美しさを壊すことなく、

「聴き手重視」の

非常に心地よい作品です。

 

それにしても

ヴィクターのプレイは

実に巧いです。

 

テクニックをひけらかすこと無く、

実に優雅に、のびやかに、

優しいタッチで弾いています。

 

ただ派手さは無いけど

これたぶんすっごく

難しいと思います。

 

逆に速弾きやスウィープ等で

誤魔化すことをせず、

これだけ安定した演奏。

逆に余裕すら感じる

素晴らしい演奏です。

 

まあどの層が聴くのかな、

という感じはしないでも無いですが、

クラシカルとか、ギタリストのソロとか、

そういうカテゴリーは関係なしに

聴いてもらえばと思います。

 

☆「派手さは無いが、素晴らしいクラシカル・アルバム」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!

 

 

名古屋の様式美メタルバンドの

2ndアルバムです。

 

 

メンバーチェンジを重ねながら、

今も活動しているようなので、

最近の作品はだいぶ違うかもしれませんが、

この2ndアルバムを聴く限りは

典型的なネオクラ様式美ジャパメタであります。

 

随所に初期CONCERTO MOONや

初期Kelly Simonzからの

影響を強く感じる展開があり、

その中でも独特のセンスが光ります。

 

ただのパクりではなく、

やはりその後も長く活動を続けているだけあり、

この2ndアルバムでも才能を十分に感じることができます。

 

例えば1曲目の「Don't Take Me Wrong」のリフからして

只者ではありません。

何とも不思議なリフで、面白いです。

いかにもの疾走様式美ナンバーなんですが、

疾走感と哀愁、そしてポップさが同居する

不思議なリフと展開であります。

 

2曲目の「Make One's Day」もまたいいですね。

イントロのオルガンからいかにもの音色ですが、

そこからの展開はCONCERTO MOONの

初期の名曲「Change My Heart」的で

好感が持てます。

 

しかし残念なのは

ヴォーカルの弱さであります。

まあ昔のジャパメタによくあったタイプではありますが、

あまりにもパワー不足。

 

更にこれまたジャパメタにありがちな

日本語英語で、歌詞と発音が

どう聴いても日本人丸出しであります。

 

全編英詩ですが、

最初は日本語で歌ってるのかと

思ってしまったくらいの

ジャパニーズイングリッシュ。

 

その後ヴォーカリストは交代したようなので、

最近の作品ではその辺は改善されていると思いますが…。

 

3曲目のバラード曲「A Cry of Instinct」は

イントロのギターが初期Kelly Simonzを思わせる

出だしで思わずニヤけてしまいます。

 

歌が入るとジャパメタ崩れになりますが、

全体的な雰囲気としては悪くないですね。

割り切って日本語だったらもうちょっと

良かったかもしれません。

 

4曲目の「Timshel」は

この手のバンドお約束の

「Spotlight Kid」的な曲。

キーボードの安っぽさはマイナスですが、

まあやはりこういう曲は外せないですね。

 

また7曲目の「Blue Rain」も疾走ナンバーで、

これはCONCERTO MOONの

「Time to Die」っぽいいかにもの曲。

この曲はキーボードがなかなか頑張ってます。

 

そして9曲目ラストを飾るタイトル曲、

「Nadir」ですが、7分を超える

ゆったりとしたナンバー。

 

これもジャパメタ然とした曲ですが、

こういった曲を聴かせるには

ヴォーカリストの力量が厳しいですね…。

これも日本語に聴こえてしまいます。

 

…とまあ

色々書きましたが

2002年の作品ということを考えると

なかなかイイ線をいっていると思います。

 

歌と音質が良ければ

かなり良くなると思うので、

これは最近の作品を

チェックしてみましょう。

 

☆「ジャパメタの良さ、クサさを感じるネオクラ様式美作品。この後の作品を聴いてみたい。期待値もこめて」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!

スウェーデンの元極真空手チャンピオン・ギタリスト、

トーマス・ウルフ率いるネオクラ・メタル・バンドの

6枚目のアルバムです。

 

 

先日このバンドの4thアルバム

「Resurrection」を聴きましたが、

成長を感じるなかなかの良作でした。

 

この6thアルバムも方向性は変わらず、

ネオクラ好きには楽しめる1枚だと思います。

 

1曲目の1分程のイントロ曲「Rising Symphony」に続く

「Touch the Flames」を聴けば

このバンドの方向性は分かるはずです。

 

素晴らしいネオクラ疾走ナンバーで、

トーマス・ヴィクストロムのアツい歌唱が楽しめます。

 

逆にこの曲を聴いて何とも思わないなら、

この先に進む必要は無いですね。

ネオクラに向かないんだなと認識しましょう。

 

3曲目の「Eyes of Change」は幕開けは大人しいですが、

基本アップテンポの曲であります。

リズムに起伏があり、これは評価が分かれるでしょう。

アップテンポばかりだとワンパターンに思われるし、

でもそれを求めている人にとっては

余計なリズムチェンジのようにも思えます。

 

4曲目の「Strangers from the Sea」は

これまたいかにもの疾走ナンバー。

1分を超えるイントロはちょっと蛇足に感じますが、

ネオクラ・ファンにはたまらない展開でしょう。

 

また7曲目の「Flyer」もネオクラ・ファンを

満足させる素晴らしい曲。

疾走曲では無いですが、歌メロがクサく、

いかにも過ぎる展開はベタではありますが、

やはりカッコいいですねぇ。

 

そういったネオクラ曲の充実度と比べると、

5曲目のバラード曲「River of Love」、

6曲目のQUEENのカヴァー曲「White Man」、

8曲目のバラード曲「Streets of Prishtine」、

9曲目の「Excalibur」が非常に弱く感じてしまい、

これはこの手のバンドの共通の欠点と言えるでしょう。

 

そして最後にボーナストラックの

「Wings of Tomorrow」。

STORMWINDというバンド名、

この曲のタイトルからして、

EUROPEのカヴァーかと決めつけてしまいましたが、

全くの別曲でありました(汗)。

 

ちょっとガッカリしたものの、

ボーナストラックにしておくにはもったいない

アップテンポのカッコいい曲でした。

後半ややダレるので、

最後がこの曲で救われている感もあります。

 

ただこのバンドの欠点は

残念ながら空手ギタリストの

ウルフのプレイなんですよね。

 

非常にソツないプレイなんですが、

それ以上でもそれ以下でもない

無難なプレイに感じてしまいます。

 

曲自体は素晴らしく、

作曲はウルフの貢献も大きいと思いますが、

ギター・ソロはあまり盛り上がらず

サラッと流れてしまうのは惜しいです。

 

とは言え

貴重なネオクラ・バンドではあったのですが、

この後ラスト・ライヴ・アルバムをリリースし

解散となってしまいます。

 

まあ多少の薄っぺらさは感じてしまいますが、

ネオクラ初心者には聴きやすいのではないでしょうか。

もちろんネオクラ好きにとっても

気軽に楽しめる1枚です。

 

☆「これがラスト・アルバムというのは惜し過ぎるネオクラ・バンド」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!

 

 

フロリダ出身のテクニカル・デス・メタル・バンドの

3rdアルバムです。

 

 

テクニカル・デス・メタル・バンドの中でも

最古参の部類に入るバンドで、

1st~3rdアルバムは今でも

テクニカル・デスの傑作として

語り継がれています。

 

当時はかなり革新的なサウンドで

異端な存在として扱われていましたが、

今聴くともちろんプログレッシヴですが、

聴きやすく、整っている印象がありますね。

 

この方向で言うと

DEATHやCYNICが有名ですが、

ATHEISTはリアルタイムでの成功とはいかず、

このアルバムリリースの翌年、解散となってしまいます。

 

2000年代に入り再結成されましたが、

90年代にブレイクできなかったのは悔やまれますね~。

 

DEATHはジャズやフュージョンなどの影響を

デス・メタルの中に融合させるような手法でしたが、

このATHEISTは唐突にそのまんまのフレーズ、

展開を組み入れるような手法で、

特に3曲目の「Samba Briza」はデス要素ゼロの

ラテン・フュージョン曲だったりします。

 

実験的な要素も多いですが、

それでも聴きやすく、一貫性があるのは

さすがですね。

 

そして今回購入したのは

2009年再発盤で、

ラジオ用のライヴ音源が6曲

ボーナストラックとして追加されていました。

 

これまた演奏力の高さを

再認識させられる音源で、

やはり良いバンドだったなぁと感心します。

 

デス・メタル特有の

おどろおどろしさや

残虐さなどは感じさせず、

確かに歌はデスなんだけど

フュージョンを聴いているような

爽やかさすら味わえる作風。

 

最近のデス・メタルと比べると

迫力という意味では物足りなさを

感じるかもしれませんが、

それが逆に新鮮で心地よく感じる1枚です。

 

☆「テクニカル・デスの元祖的存在。デスなんだけど何故かスッキリ、爽やかなフュージョン的デス・メタル」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!

 

 

先週に引き続き、映画を観に行ってきました。

 

 

 

あのDEATHのチャック・シュルディナーの生涯を描いた

ドキュメンタリー映画デス。

 

 

内容は観てください。

劇場によっては10月、11月公開のところもあるようデス。

 

先週観た「MURDER IN THE FRONT ROW」よりは、

一つのバンドに焦点を当てた内容なので、

分かりやすく面白かったデス。

 

DEATH好きなら

かなり楽しめますよ。

 

水曜サービスデーで、

割引で観られたのは良かったデス。

 

まあそれでも

客席は僕の他に3人ほどでした…。

 

映画なんて年に1回観るか観ないか

なんデスが、

今年は2回観に行きました。

 

こういうミニシアターって言うんデスかね、

1人でぷらっと行くには良いデスね、

今後たまに行こうかなと思いました。

 

 

プログラムも両方購入。

1200円×2は少々迷いましたが、

内容的には資料的価値は高く、買って損は無いと思いますよ。

 

この映画を観て、

つくづくチャックの凄さを知ると同時に、

周りのチャックを支えてきた人たちも

また凄かったなぁと感じる映画でした。

 

おススメデス。