RENAISSANCE/Tuscany(ルネッサンス/トスカーナ)…2000年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

ブリティッシュ・プログレ・バンド、

RENAISSANCEの再結成アルバム。

 

イギリスのシンフォニック・プログレ・バンドの

代表格とも言える彼らですが、

1980年代になると、脱プログレのポップ路線になってしまい、

そのまま解散してしまいました。

 

本作は1983年リリースの「Time Line」以来

17年ぶりのアルバムということになります。

アニー・ハズラム、マイケル・ダンフォードが中心となり、

ほぼ黄金期のメンバーが再集結。

 

方向性ももちろん

当時の方向性が復活しており、

安心して聴ける内容となっております。

 

まあアニーの歌声は

さすがに年齢を感じますが、

それでも当時の雰囲気を壊すことなく、

十分楽しめます。

 

コンパクトで落ち着いた作風で、

プログレと呼ぶにはあまりに穏やかな音像ですが、

これぞRENAISSANCEと思わせる

音像、アレンジ、仕掛けに溢れています。

 

3~4分台の小曲が多い中、

ラストを飾る「One Thousand Roses」は

7分超えのプログレッシヴな曲。

この辺りはさすがですね。

 

インパクトは無いですが、

安心感のある、

ゆったりとした美しい1枚です。

 

☆「全盛期並みとは言えないが、雰囲気で楽しめる大人の作品」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!